事件概要:三井住友フィナンシャルグループ(FG)は、7月から生成AI「AI-CEO」の本格導入を発表した。このAIは、同グループの中島達社長の発言を学習し、約1年分のデータを元に中島氏らしい経営者目線での回答を提供する。対象となるのは、三井住友銀行の国内行員約3万人で、業務相談などでAIを活用することを促進し、全社的にAIの浸透を図る。
さらに、AI-CEOは、音声でやり取りできる中島氏のアバターも開発中で、イベントなどでも活用予定。また、今年度中には、銀行員の知見を取り込んだ「AI上司」の試行も計画されている。
コメント:この試みは、AIのビジネス活用における大きな進展を示していますが、同時にいくつかの懸念もあります。特に、経営者の発言を学習させることで、AIが人間のリーダーシップや判断力に近づくことは、企業文化や人間関係の重要性を無視してしまう恐れがあるのではないでしょうか。AIが企画や提案をブラッシュアップすることは効率的に見えますが、それが本当に創造的な価値を生み出すか、単なる模倣に過ぎないのかをしっかり評価し続ける必要があります。
また、AIによる相談対応の導入は、従業員の本当の声を無視してしまう危険性もはらんでいます。
人間らしい温かみや共感を欠いたAIの応答では、業務上の課題や精神的なサポートを必要とする場面での解決策が見逃されるかもしれません。このような状況に対応するためには、AIの活用が人的な繋がりや判断力を補完し、決して代替するものではないという意識が必要です。
この進展を実りあるものにするためには、AIの導入に慎重を期し、社員との対話と信頼関係を築くことが不可欠です。
ネットからのコメント
1、経営分野もいいけど、政治分野で今後AIが活用されることを期待します人との折衝はまだ難しいかもしれませんが情報収集、意思決定、資源・予算配分ではAIのほうがよほどどこかの市議、県議、国会議員よりいい仕事をしそうです
2、まあ仕事が効率化するならいいけど、誰かがハッキングして意図的にAIをコントロールして悪意ある方向に会社を持っていく、なんて小説のようなことを企むライバル企業や敵対国なんかが出てこないか心配ですね。しかし10年前にはこんなに世の中にAIが浸透するとは想像も出来なかった、スマホ登場以前も携帯電話登場以前もインターネット登場以前もそうだったけど。
3、YouTubeの広告にもホリエモンとかが株の話をして、これは買うな。的なやつが流れてるけどさ、あんな怪しさMAXのサイトや言葉を信じる事が理解出来ない。AIが便利な所はあるんだろうが、詐欺とか新たな犯罪が増やそうな気はするが
4、三井住友フィナンシャルグループの「AI―CEO」は、例えば以下のような具体的な業務相談に活用されることが想定されています:企画や提案のブラッシュアップ: 社内プレゼン資料やお客さま向け提案をAI―CEOにチェックしてもらい、改善点を反映させる。戦略的意思決定の支援: 経営者目線での助言を求め、方向性や長期的な影響についての洞察を得る。業務効率化に関する相談: 現場のオペレーション改善やプロセスの最適化について、具体的なアドバイスを受ける.さらに、このAIは中島社長の過去発言や思考を反映しているため、実際の経営者の視点を模倣した回答が期待できるそうです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/baaee10adf61bb5fc48a3c0ec98d0d5740eac9de,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]