生成AIが不当な形で声優の権利を侵害した可能性があるとして津田健次郎さんが提訴した件について解説します。
津田さんが声を無断で模倣された動画が「ティックトック」に投稿されているとして、津田さんが同社に削除を求め2023年11月に訴訟を東京地裁へ起こしました。問題の動画では、生成AIを使い「艶のある低音ボイス」を模倣。2023年7月から少なくとも188本が投稿され、投稿による月収益は50万~75万円にのぼるとされます。津田さん側は、不正競争防止法やパブリシティー権違反を主張。一方、ティックトック側は「普遍的な声」として混同を否定。声優業界をめぐる権利保護問題として司法の判断が注目されています。

この件については批判型のコメントを以下に示します:
他人の才能と努力を軽視した今回の件は、生成AIの危険性を浮き彫りにしています。
人気声優の津田健次郎さんが声を模倣された問題には、不可解な境界線が横たわっています。単に「普遍的な声」と片付けてしまう被告側の主張は、他人の個性やアイデンティティをAIが搾取するという根本的な倫理の欠如を露呈しています。
この問題の本質は、AI技術の急速な進化が法制度や産業の倫理を追い越している点にあります。声や表現が創出されるたびに、基本的な知的財産や表現の権利を巡る未整備な領域が社会的不正義を生み出しています。津田さんのような著名声優の声が、このような形で商品化されることは、声優業界の存続を脅かす深刻なリスクとなります。
解決策として、権利者が自らの表現を守るための「デジタル表現登録政策」の推進、生成AIによる音声加工への規制強化、そして業界全体での倫理標準の策定が必要です。さらに、政府はAI技術の商用利用に対する法的な枠組みを整備し、既存の権利が尊重される場を急ぎ築くべきです。
他人の個性や才能に寄生した一時的な利益は、作品への敬意や創造性を無力化する危険性をはらんでいます。この問題は、津田さん個人の被害にとどまらず、業界全体の今後を左右する試金石となるでしょう。
「便利」の裏側に隠れた倫理の欠如こそ、最も批判されるべき課題です。
ネットからのコメント
1、生成AIは便利ですし面白い技術だと思いますが、その一方で弊害もかなり出てきていますよね。最近もYouTube広告で、ホリエモンさんなど有名人の声や映像を勝手に使ったようなAI動画が大量に流れていて、これ大丈夫なの?と思った人も多いのではないでしょうか?。特に声優さんは「声」が仕事そのものですし、無断で学習・模倣されて収益化までされたら、たまったものではないと思います。本人そっくりの声を簡単に作れる時代だからこそ、放置する危険性はかなり大きいです。技術の進化に法律やルール作りが全然追いついていないので、後手後手になる前に、国がしっかり法整備を急ぐべきだと思います。
2、YouTubeのショート動画を適当に流し見してると喋り手が明らかに津田健次郎氏の声の動画が大量にありましたからね。ショート動画を垂れ流していた人なら殆どの人が聞いた事あるだろうなと思う。訴えられるだろうなと思っていた。投稿者も問題なんですけど、そういう明らかに無許可な著作権違反の動画をコメントで指摘しても空気読めよとかつまんないこというなよとモラル皆無の連中が擁護しがちなんですよね。
あの手の輩が余計にこの手の著作権違反を助長させていると思う。大きく報道してそれが駄目な事だと見せつけて行くしかないですね。
3、世界中で今かなり揉めているのが、「AIで再現された声は誰のものなのか」という問題ですね。アメリカではパブリシティ権や商標で争い始め、EUはAI生成表示や同意義務の方向、中国はディープフェイク規制強化、日本も今回ついに本格訴訟に入った。つまり世界全体が、「便利な技術」と「本人の人格・商業価値」の境界線を探り始めている状態です。この問題が難しいのは、“完全コピー”だけではない事なんですよね。今のAIは、「本人そのもの」じゃなくても、「あ、この人っぽい」で十分成立してしまう。だから厄介なのは、「完全一致ではない」「でも多くの人が本人を連想する」というグレーゾーンが大量に生まれる事です。「人間のものまね」なども含めるとね。生成AIの進化スピードを考えると、日本の司法ももう「前例がないので様子見」で済む段階ではなく、かなり“待ったなし”で線引きを迫られている感じがしますね。
4、声というものに権利があるのか無いのか、注目の裁判となるような気がします。最近はAIの進歩によって他人の声を勝手に作り出すことが出来るようになり、非常に不安や心配が大きいです。勝手に自身の声を使われることによる嫌悪感もさることながら、そうした声で勝手な主義主張をされるなど、犯罪行為に悪用される懸念もあると思います。個人的には、声にもきちんと法的な権利を認め、他者が勝手に利用出来ないように対策して欲しいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1dfe6951ba29e50dbdb5aded72e643402bee1a4b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]