2023年10月19日に米国ワシントンでの日米首脳会談を前に、日本政府は米国産原油の輸入拡大を検討していることが判明しました。日本は現在、原油の約90%を中東諸国から輸入していますが、イラン情勢の悪化に伴い、中東依存度削減を目的に調達先を多角化する方針です。米国は原油増産を推進しており、日本もその一環として投資や輸入を拡大する見通しです。しかし、米国産原油の輸送費や油質差異による設備コスト増が課題となります。また、ホルムズ海峡の閉鎖リスクや日本国内の備蓄量(254日分)を考慮すると、エネルギー政策の抜本的な見直しが求められています。同会談ではLNGの調達拡大も議題となり、電気料金値上げへの懸念が指摘されています。

この報道には、入念な批判と透明性が必要です。
現在、日本のエネルギー政策は中東依存から脱却し多角化を目指していますが、これは単に「地理的な分散」を図るだけでは本質的な解決にはなりません。
まず、輸送費や設備負担増に代表される「米国産原油のコスト増加問題」を見過ごすべきではありません。日本国内の製油所は中東原油を前提に運用されており、これに大規模な設備改修が加わる場合、結果的に家庭や企業が高い燃料コストを背負う可能性があります。また、ホルムズ海峡の閉鎖リスクへの対応は、調達先の多様化だけでなく、持続可能な代替エネルギー政策を組み込むことが必要です。
根本的な問題は、エネルギー政策の依存性と脆弱性が長年放置されてきたことにあります。「短期的安全の確保」のように見える今回の対応も、長い目で見れば不安定な構造を温存するだけです。
具体的解決策としては以下を提案します。1)再生可能エネルギーへの投資拡大、2)消費効率の向上や省エネ技術の普及、3)グローバルなエネルギー協力への加速と多国間交渉の強化。これらを促進することで、情勢変化にも柔軟に対応できる強靭なエネルギー視点を築くべきです。
「目の前の危機」に対応するだけでは進歩はありません。私たちが今求めるのは、未来を見据え、真に安定と持続可能性を重んじたエネルギー政策へのシフトです。この姿勢こそが、国の繁栄に直結する鍵となるでしょう。
ネットからのコメント
1、結局のところ、採掘コストが低く、品質の良いペルシャ湾の原油に代わるものは現時点では限られている。ベネズエラは埋蔵量こそ世界有数だが、原油は重質で粘度が高く、採掘や精製にコストがかかり、取り扱いも中東産の原油のように容易ではない。仮にアメリカなどから調達先を切り替えたとしても、これまでと同じ条件や価格でガソリンを供給し続けるのは難しいと思うけど。
2、まず輸送に1.5倍の日数がかかる。品質も中東の方が高くコストが低い。そうなると原油価格は高騰するだろう。中東からリスク分散するのはよいが、米国は米国で今回のような戦争を突然始めるなどリスクはある。何よりも米国にエネルギー、防衛、食糧と生命線の全てを握られては強い日本とは言えないのではないか。リスクの分散先は他にも用意しておくべき。
3、これどうなんでしょうか。専門家ではないので分からないが、結局、日本にとって中東に比べてコストが低く、そして原油の品質が良いものは無いと聞きました。中東の原油に代わりは限られていて、それはアメリカ産でもないそうだ。例えばアメリカが攻撃したベネズエラも石油の埋蔵量だけは世界トップクラスだが、原油の質が違うらしく、採掘や精製にコストがかかり、中東の原油のようなものではないそう。このアメリカの原油がどうか分からないが、調達先を切り替えたとしても、これまでと同じ質の原油や価格のものがあるのか分からないと思うし、価格も下がるか分からないと思います
4、原油は質が同じではないので、精油へな設備も変えなければ、石油は精製できないです。また重質油ならば、揮発油より、軽油、重油が多く蒸留される。日本でもディーゼル乗用車とガソリン車のバランスが大事になります
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/115fbc0cc0f959ee7eb1a4fa1337622cc6422f08,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]