茂木健一郎氏は、首相官邸幹部が「日本は核兵器を保有すべき」との発言について懸念を示した。発言は、米国の核抑止に対する信頼性を背景にしたものであり、NPTとの対立から実現は難しいとされつつも、重大性から報じられた模様である。この発言に対して、茂木氏は匿名での報道を批判し、特に日本メディアと官邸の癒着からくる「官邸筋」としての報道姿勢を問題視した。

この匿名性が、高市政権の方針と誤解される恐れがあることにも危惧を表明し、匿名ではなく実名での報道を求めた。

今回の発言問題は、日本のメディアの信用を低下させる深刻な事態です。不透明な匿名報道は、政府の意思疎通を誤解させ、国際的な緊張を招く恐れがあります。まず、匿名ではなく実名を出す報道が正当です。そうすることで責任の所在を明確化し、発言者の意図を精査することで公正な判断が下せます。また、茂木氏が指摘するように、メディアと官邸の癒着を是正し、独立性と信頼性を回復することが急務です。さらに、核保有についての議論は公開の場で慎重に行うべきであり、このような不透明な状況ではなく国民を巻き込んだ形での議論が求められます。私たちの価値観を揺るがすこの問題に対し、透明性と誠実さをもって情報発信することこそ、国際社会における日本の信頼性を高める道です。

ネットからのコメント

1、リベラルを自称する左翼が過剰反応して騒ぎ立て、議論そのものが封じられてしまう以上、匿名はやむを得ない。今にも不安定化しかねない近隣情勢の中で、「核抑止の在り方」を含めて日本の安全保障をどう考えるかを論点に乗せる政治家がいる、という事実自体は、将来を真剣に案じる人にとって無視できない。賛否はあっていい。だが、議論すること自体をタブー視する国に、健全な安全保障は成り立たない。発言者が誰であれ、時が来るまで雌伏し、然るべき時に腰を据えた検討と発信を進めてほしい。

2、なんで核武装の議論を発言したらいけないんだよ（笑）これは可笑しいというか、完全に言論弾圧じゃない？ましてや国会議員であれば、タブーに近いことも様々議論の為に机上に出していくべきです。例えば、核武装すると何故問題なのでしょうか？勿論、簡単に出来るはずありませんし、メリットデメリットでは、デメリットが大きくなる可能性もある。だが、安全保障という観点では、軍事力に差が出ている国対国では、核抑止力というのが確実に効きます。

その為に北朝鮮もイランも、経済制裁されようが、国民が飢えようが、米国から脅迫されようが、持ちたがるんです。日本は特に専守防衛の立場ですから。憲法を維持するならば、反撃の一撃が強力なほど、抑止力が高まります。その為に核武装または、共有する議論は確実にやるべきです。それをやる前から潰そうとする圧力は、言論弾圧や印象操作による民主主義の否定です。

3、日本も自衛のための核兵器の保有をするべき時がきていると思います。今から準備しても数年はかかるはず、C国の動きを見ていると、そのころには持っててよかったの時代がくると思う。

4、是非実名で報道して欲しい。核兵器の問題は、今後の日本の防衛を論じる際に避けて通れない重大な要素だ。そのような問題について、勇気を持って提起してくれた人物は、国防を真面目に考える国民が増えてきた今、必要な人材として、是非支援したい。こういう人が、もっと議論を深め、理想論ではなく、現実に国民を守る政策へとリードして貰いたい。国にはこういう人が必要だ。