上野動物園のパンダ、レイレイとシャオシャオが来年1月下旬に中国に返還されることが決まったニュースが、ネット上で大きく取り上げられています。この発表を受けて、12月16日には約1600人の訪問者が不忍池まで行列を作り、最大4時間の待ち時間が報じられました。しかし、ネット上では「パンダ不要論」が高まり、「経済効果が高い」「中国に利益がいくだけ」などの声が多く寄せられています。
一方、感情面から「寂しい」「悲しい」と訴える人々もいるものの、それに対抗できる具体的な理由や反論は見当たりません。これにより、不要論が活発化しています。

パンダ返還に関するニュースは、一見すると単なる動物飼育の範疇に収まる話にも思えますが、その背後には日中関係や経済的な利害が絡んでいることが見て取れます。上野動物園のパンダがもたらす経済効果は年間308億円とされ、ビジネスとしての魅力は否定できません。しかし、その利益は一部の人々に限定され、多くの市民にとってパンダは"贅沢品"とされています。また、レンタル契約における多額のレンタル料や、パンダ返還が契約に基づく義務であることが、制度の不透明さを浮き彫りにしています。
このような制度の欠陥を改善するために、まず考慮すべきは透明性の向上です。
契約内容の公表やレンタル料の詳細をオープンにすることで、市民の理解を得る機会を設けるべきでしょう。次に、パンダに代わる魅力的な動物展示を増やすことで、動物園全体の価値を高める方向性を検討するべきです。さらに、外交関係を背景にした動物レンタル契約の一方的な見直しを避けるため、日中間の動物保護協力に関した国際的な基準づくりも必要です。
最終的に、日本国内における動物園の存在意義やその経済効果を真摯に考察し、国際関係が個々の動物に与える影響を再評価することが求められます。動物の日常や命が単なる外交カードとして扱われる現状に対し、新しい視点でその価値を見直す時が来ているのです。
ネットからのコメント
1、近年、動物園は絶滅が危惧されている動物の保護・研究・繁殖が、役割としての大きなウェイトを占めるていると感じている。その点で考えれば、絶滅の危機からランクが下がったパンダを、わざわざ高額で借り受けるのはどうなのか? という疑問が拭えまない。それだったら、動物園の役割である希少動物や絶滅危惧種の動物にお金を掛けてほしいと思う。
それに、パンダがいないと経済効果が得られない、と騒ぐのは単なる怠慢でしょう。例えば旭川動物園などは、パンダがいなくても人気がある動物園じゃないですか。一種類の動物に頼るのではなく、多彩な動物の魅力を発信して集客してください。
2、レッサーパンダは、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種(Endangered)に指定されています。主な原因は、生息地の破壊、密猟、そして繁殖の難しさです。絶滅危惧種に指定された理由レッサーパンダの個体数は過去18年間で50%減少したと推定されており、今後も減少が続くと予測されています。レッサーパンダの飼育数は日本が世界一です可愛いしレッサーパンダの保護に切り替えたらどうです?パンダよりお金かからないし政治利用される事も無い
3、パンダのいない動物園が人気ないなんてことはないし 人気ありますよね 日本で一番人気の旭山動物園もありますし パンダだけ見に行くわけでもない ズーラシアも楽しい動物園ですよ一昔前は植物見に行ったみたいに植物に動物隠れて見えなかったり でも見える隙間を探すのが楽しかったですね
4、本当にパンダが好きな人は中国に見に行けばいい。それだけ。別にそれを咎めようとは思わないし好きにすればいい。別にパンダに興味ない者にしてみたら見たかったらいくらでもネットで見れるし、ネットでしか見れない動物は世界にいくらでもいる。なぜパンダだけ特別視して日本が振り回されなければいけないのか、この機会に考えたらいい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c67b70a93cc58ae2b4d7c8f29c7a06cdbdecd90f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]