26日午前、韓国・釜山で開催中のユネスコ世界遺産委員会で、奈良県の「飛鳥・藤原の宮都」の世界文化遺産登録が決定した。明日香村・橿原市・桜井市にある19遺跡で構成され、6世紀末から約100年間の律令国家形成の過程を示す遺跡群。2006年の暫定一覧表提案から約20年を経て登録され、奈良県の世界文化遺産は4件目となった。

長い年月をかけて守られてきた歴史の価値が、世界共通の財産として認められたことは大きな意義がある。飛鳥・藤原の宮都が示すのは、単なる古い建造物の存在ではなく、日本が国家制度を整え、社会の仕組みを築いていった過程そのものだ。登録まで20年を要したことは、文化遺産の保護や研究、地域の努力が一朝一夕では成し得ないことを物語っている。一方で、登録をゴールにしてはならない。観光客増加による環境負荷への対策、遺跡保存への継続的な予算確保、地域住民と訪問者が歴史を共有できる教育環境づくりが不可欠だ。
過去を守ることは未来への投資であり、歴史を消費するのではなく次世代へ渡す責任がある。世界遺産という称号に満足するのではなく、その価値を育て続ける姿勢こそが本当の文化継承につながる。
ネットからのコメント
1、世界的に認められた遺跡資産として素晴らしい事だと思う。登録までの努力は大変だったかと思うが、今後は世界遺産として維持、資産価値の継続などが求められる。観光誘致だけに走るのではなく、世界遺産として相応しい活動をして欲しいと思う。
2、素晴らしいことではあるのかなと思うけれど、世界遺産系は良い点だけではないしね。様々な規制もつくし観光地化もするのに現状を維持していかなければならない。地元の人とその道が好きな人が観光として訪れるくらいなら、維持管理もやりやすいのだろうが不特定多数の国籍も多様な人たちが訪れ自分たちのルールだけで好きに楽しみ後にしていくとなるとそれは大変な負担にもなる。そろそろこういうものも本当に必要なのか、メリットもデメリットも考えながらというほうが良いのかな、とも思う。
3、地元の方々の悲願が実り、世界遺産登録が決まったことは心からお祝い申し上げます。
一方で、飛鳥・藤原はどこか懐かしく、静寂の中で歴史に思いを馳せられる稀有な場所でもあります。オーバーツーリズム対策も含め、どこにでもある観光地のような開発ではなく、歴史的風土を静かに守る形での保全・整備を期待したいですね。
4、少し前にこのあたりに行ったけど、観光客がどっと押し寄せるとキャパオーバーになる環境。道は狭いところが多いし、公共交通機関は貧弱、宿泊もおおくない、レンタサイクルが多くあるけど観光客がどっと来たら住民が大変なことになりそう。登録は良いと思うけどこれからどうやってやっていくか、課題が山積みなような感じはした。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d8c5a8dee1f306e2b44552a1e6ad1d8568fc727d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]