イランとアメリカの核協議について、仲介役を務めるオマーンのバドル外相は、27日のインタビューでイランが貯蔵する高濃縮ウランを低いレベルまで希釈し、IAEA(国際原子力機関)の査察を全面受け入れすることで同意したと発表しました。バドル外相は「合意に向けてかなりの進展があった」と述べつつも、まだ両国間には調整が必要な点が残っていると指摘しました。また、アメリカが軍事力を強化し、武力行使の可能性をちらつかせる中、協議を継続し対話を深める重要性を訴えました。結果的にイランは核兵器開発に利用可能なウランを扱う能力を縮小する方向で国際的な監視を受け入れる意向を示しましたが、実際の合意にはさらに時間が要する見通しです。

このニュースを冷静に分析すると、依然として意識すべき重大な問題があります。核兵器製造に直結する高濃縮ウランの存在は、地域の安全保障を揺るがし、国際社会に緊張を与え続けてきました。
まずイランの同意には、根本的に国際社会からの信頼を完全に回復する必要性が伴っています。しかし、その背景には歴史的な不信と権益を取り巻く複雑な外交情勢が絡んでいます。現状、以下の点が解決策として重要でしょう:
1つ目に、IAEAによるより徹底的かつ継続的な査察の実現は、透明性向上の鍵であり、協議の核となるべきです。
2つ目に、国際社会は、核拡散防止に関して全ての国家に同等の基準を適用する公平性を確立すべきです。
3つ目に、経済制裁と緩和のバランスを整え、イラン国内の改革を促す環境作りを企図することで、核の大義から対話への転換を可能にする方向性を示すべきです。
核兵器をめぐる議論は、国家間の安全保障や市民の生存権と隣り合せの存在です。これを放置することは、市民の平和的生活を脅かし続ける選択に他なりません。国際社会は今こそ、短期的な利益より長期的な信頼と安定を優先する態度を固め、これ以上の核危機を招かない手を打つべきです。
ネットからのコメント
1、そもそも2018年時点では、イランと主要6カ国およびEUで合意していた核合意があり、IAEAもイランが合意を順守していることを認めていたのに、勝手に抜けたのはネタニヤフに唆されたトランプです(今と同じコンビ)。こうした連中との合意や同意がどこまで担保されるのか甚だ疑問ではあります。2003年のイラク戦争も、イスラエルから提供された情報によって、あのようなことになりました。こうしたことはイランは全部知っていますし、これまでもさんざん騙し討ち攻撃をされているのだから、究極的には差し違える覚悟で交渉をしているんだろうなと思います。
2、イランがウランの希釈に同意して実行したとしても濃縮する能力を奪わない限り早晩再濃縮を始めてしまい意味がないだろう。アメリカもこの点については今後圧力をかけるのだろうとは思うが、イランが核濃縮施設を破壊するとは到底思えない。まあいつもの通り一時的な時間稼ぎもしくは双方でのやってる感出してるだけでしょう。
3、核兵器を放棄させる事も重要だが、3万人ともそれ以上とも言われている自国民への虐殺も見逃す事は出来ない。
体制が続けば国民の惨状は続き、また必ず核開発に邁進する。中国同様、現代では強権政治を変える事は自国民には出来ない。唯一アメリカだけが可能なのだから、ここは恐れず武力で現体制を倒して欲しい。それこそが世界平和に貢献する道だ。
4、この程度の条件ではアメリカは納得しないと思います。イランは現政権の維持が本心ですがアメリカは政権交代を要求して居ます、単なる首の挿替では有りません体制変換です。イスラエルが要求している長距離射程ミサイルの問題も有ります。トランプ大統領は諸事情も抱えて居ます、おそらく限定的な攻撃はやると思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5a11c621e9b47fa35e239633f0efebdd7a555eff,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]