本格的な夏山シーズンの中、遭難が増加。長野県白馬大雪渓では7月2日、男性が疲労で動けず救助されたが、2日前の6月30日にも遭難救助を受けていた。7月14日には外国籍女性2人も下山中に足の痛みで救助され、2日前にも救助歴があった。富士山でも7月12日に前日救助要請した男性が再び救助された。

一度救助された後に再び危険な状態になる「2度遭難」が相次ぐ現状は、救助制度への理解不足と登山者の危機管理意識の低下を示している。命を守るための救助が、安易な挑戦を支える便利な手段のように扱われれば、命懸けで活動する救助隊員に過大な負担を強いることになる。問題の本質は、ネット上の成功例ばかりが広まり、自分の体力や技術を冷静に判断する力が置き去りになっている点だ。対策として、初心者向けの事前講習を義務化すること、登山届や装備確認を徹底すること、救助要請後の行動継続を防ぐ指導体制を強化することが必要だ。
山は観光地でも娯楽施設でもなく、準備と責任が求められる場所である。救える命を救う社会であるためにも、救助する側の善意を当然と思わない姿勢こそ、登山者に求められている。
ネットからのコメント
1、先日「一歩も歩けないような怪我でなければ、自力で下山しろ」と投稿したら、大きな非難を受けた。その怪我が悪化したり、更なる遭難を生んだらどうするのだという反応が大きかったと思う。でも「登山で怪我をしたら救助してもらえる」と考えて登山をする人は正直登山への「覚悟」が足りない人だと思いますよ。救助されないことを前提に行動する。それは疲労したり、天候が悪化したら行動しない、体調が悪ければ下山するという考え方に通じると思います。山は怖い所です。でも無理をしなければ楽しい所でもあるのです。
2、救助されたにもかかわらず、そのまま登山を続けて再び救助を求めるのは、多くの人が迷惑だと感じるでしょう。救助隊は命懸けで活動しており、その間に本当に助けを必要としている人への対応が遅れる可能性もあります。近年は高齢者の体力の過信や、外国人観光客による軽装登山も目立ちます。
山は観光地ではなく、自然相手の危険な場所です。スマートフォンがあるから大丈夫という考えでは命は守れません。救助費用についても、明らかな無謀な行動や繰り返しの救助要請には自己負担を求める仕組みを検討する時期ではないでしょうか。助けを求めること自体をためらわせてはいけませんが、最低限の装備や計画、体力の確認を怠った結果まで社会全体が負担し続けるのは公平とは言えません。登山には楽しさと同じくらい責任も伴います。
3、先日、北アルプスを縦走予定でしたが、山頂で雷雨に見舞われたので中止して撤退を決めて下山したのですが、中腹くらいで二人の若い女性ハイカーに出会いました。もちろん雨は降り続いていており、下山するには4か所ほど渡渉しなければなりません。沢が増水して危険かもしれないと伝えたところ「雨で沢が増水するはずないし、渡れないわけないじゃん」と返答されました。遭難事故は無くならないと実感しました。
4、立場上は本心を言いにくいと思います。「基礎的な技術も体力もない人は山に来るな(怒!)」ですよね。最近よく見られる滑落事故も地形を予見したり脚力・体幹で踏み留まるなど対応できることが基本レベルと思います。
リスクの高い一定年齢以上の人の単独行もやめて欲しいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6826c2cf624dc885e51cdcb6c4c593bb2ab32ad5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]