神奈川県警による摘発件数が、前年の約3.4倍となる225件に達したことが明らかになりました。背景には、川崎市で発生した女性殺害のストーカー事件があり、その際に県警の対応の不備が判明したことが契機となりました。これを受け、県警は事件の積極的な摘発姿勢を強化し、刑法の住居侵入や暴行、迷惑行為防止条例違反が計172件、ストーカー規制法違反が53件と大幅に増加しています。また、警告や禁止命令といった措置も拡大し、相談件数は前年の1.8倍である1841件に達しています。

この現状は、被害者の安全確保へ向けた進展が見られるものの、事件未然防止の課題や警察対応の信頼性に改めて疑問の余地を与える結果となりました。
県警による摘発強化は一見ポジティブな進展のように見えますが、この増加は「事件発生そのものの急増」と表裏一体の関係ではないかと考えざるをえません。
川崎市の女性がストーカー被害を訴えた中で命を落とした事件は、県警がいかに迅速かつ適切に対応しなかったかを痛烈に示しています。この対応の不備から学ばれた教訓が、摘発件数の増加に結びついたのは評価できますが、抜本的な制度改革が求められます。
第一に、警察内部でストーカー対応専門チームを設置し、迅速判定・即対応が可能なシステムを構築するべきです。第二に、ストーカー被害者が告訴に至る以前から心理的・法的な支援を受けるための窓口の拡充、例えば24時間アクセス可能な相談サービスの強化が必要です。第三に、警察の対応遅延には厳密な監査体制を設け、失態が再発しない透明性のあるプロセスを確立すべきでしょう。
ストーカーの恐怖に晒される人々が、命を奪われるまで訴え続ける社会は、根本から変革が必要です。被害者の声がただの数字ではなく、命に直結する警鐘であることを忘れてはなりません。
ネットからのコメント
1、相談件数が3倍になったわけじゃないだろうから、言い換えれば「川崎署の職務怠慢がバレたので、少しまじめにやりだした」という数字ですね。
積極対応というより、やって当たり前なことにやっと重い腰をあげたと報道してほしいね。
2、川崎の事件を契機に警察が積極的に動くようになったのは大きな前進だと思います。ストーカー被害は、当事者にしかわからない恐怖だと思うから、相談した時に事件として迅速に動いてもらえるのは、大きな助けになると思います。このように本来は事件になる前に食い止める仕組みが必要なはずで、被害者が不安を感じた時点で守られるような体制を整えてほしいです。本当に大事なのは、被害を未然に防げるかどうかだと思います。
3、今までの怠慢を示す結果ですね。とはいえ、ストーカー事件が大事件にならないまま多数摘発されると言うことは、罪も軽いから懲役にもならずに、解き放たれてしまいます。接近禁止は続くのでしょうが、ストーカー犯人自身が軽く考えてしまい、ストーカー行為が悪いことだと思えない気がします。性犯罪やストーカーは、刑務所に行かなくても治療を受けなければ収監される仕組みを作らないと減らないと思います。
4、まるで急にストーカー事案が増えたのか感じになってるけど、あの事件から、以前なら放置していた事案に対して、ようやっと動いたということなんでしょう。
まあそれはそれとして、その摘発件数を3倍に増やしましたみたいなのを、迅速に公表するあたりがなんだかなぁと感じる。いろいろあったとはいえ、あのときにももう少し迅速かつ丁寧に動いていれば、結果はともかく少しは評価も違ったでしょうに。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d425b082c8e3cf8e67d33ba7183edf23fe083581,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]