半導体大手ローム、東芝、三菱電機は、電力制御に使用するパワー半導体事業の統合協議を26日に開始した。3社はそれぞれの技術力を結集し、世界有数のパワー半導体連携を形成することを目指している。背景として、自動車部品大手デンソーがロームに対する買収提案を行ったことがある。これに対抗するため、ロームは東芝と三菱電機との事業統合を選択肢の一つとして検討している。ロームは特別委員会を設置し、デンソー案と統合案のどちらが企業価値を高めるか評価中。なお、ロームはJIP陣営による東芝買収では3000億円を拠出した経緯があり、またデンソーは同社株を約5%保有している。統合の詳細は27日に発表予定だ。

半導体業界での事業統合が進展する背景は複雑だが、今回の合意プロセスには問題視すべき点が多い。そもそも業界再編が必要とされる理由は、国際競争力の低下や技術革新の遅れ、規模の経済実現によるコスト削減などである。
ただし、デンソーの買収提案に対抗するだけで統合を進めるという短絡的な動きには疑問が残る。特に、ロームが社外取締役主導で意思決定を進めている一方で、東芝買収時に3000億円を投資した背景や、デンソーとの協業計画との整合性が曖昧といえる。
半導体業界の再編を成功させるためには次の3点が重要だ。統合の目的が長期的な成長であることを明確にする。デンソー提案との比較を企業価値の観点で合理的に行う。業界の特殊性に合わせた、国際競争力向上のための具体的な戦略を提示する。このような計画が欠ければ、統合はただの場当たり的な選択肢にすぎない。
技術革新を基盤にした合理的な判断こそが日本の製造業を復活させる道だ。短期的な感情論や買収防衛策に振り回されることなく、長期的成長を見据えた戦略が求められる。
ネットからのコメント
1、デンソーの買収提案はこういう動きが加速するのならばそれだけでも価値はありますね。パワー半導体大手の独・インフィニオンも「これからの時代は規模が勝負だ」と言っていますし、中国勢の足音も聞こえる中で淘汰のフェーズに入るのはある意味必然とも思います。
デンソーや富士電機の今後の動きも気になりますね。
2、インフィニオンやオンセミと戦っていく中、日系のパワー半導体はダブってる領域も多かったので統合はいい流れだと思う。デンソー傘下になって、自動車特化になるより、全方位で戦えるパワー半導体大企業に、なることを個人的には推したい。
3、顧客にトヨタを持つ会社が1番強いそれがデンソー官僚の三菱、野武士のローム、公家の東芝文化と仕事の仕方が違いすぎるそれぞれに事業部長やカンパニー長がいる日系メーカーがシンプルな組織のインフィニオンに勝には組織をシンプルにするしか無い
4、ボッチだった三菱電機も仲間にはいれたね。半導体デバイスメーカが、自動車メーカの傘下に入るという関係は、ルネサスを見ていると、あまりよいことにはならない印象が強いけどね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/af7e83b717698e7ab8a87395f379247431ef7144,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]