ワシントンで29日、トランプ米大統領は、28日にイラン革命防衛隊がヨルダンの米空軍基地と米中央軍司令部を標的に複数の弾道ミサイルを発射したことを受け、イランへ「極めて厳しい打撃」を与える報復措置を取る意向を表明した。また、エジプト北部ダミエッタ港で米国系企業所有のガス貯蔵タンカーがドローン攻撃を受けたとの報告にも言及。さらに、イランが中国から携行式防空ミサイル発射機を最大400基調達する可能性について懸念を示した。

今回の事態は、軍事衝突の連鎖が世界規模の危機へ発展しかねない危険な局面を示している。攻撃には報復、報復にはさらなる対抗措置という流れが続けば、最も大きな犠牲を払うのは現場にいる市民である。問題の本質は、国家間の対立を抑える外交的仕組みが機能せず、武力による威圧が常態化していることだ。安全保障を理由に軍備を拡大し続ければ、緊張は解消されるどころか固定化される。
必要なのは、第一に米国・イラン双方が偶発的衝突を防ぐ直接対話の窓口を維持すること。第二に国際機関が第三者調査や停戦交渉の場を強化すること。第三に武器供与や軍事支援の透明性を高め、無制限な軍拡競争を抑える仕組みを作ることだ。力を誇示する政治は一時的な満足を生むだけで、平和という本当の成果を生まない。強さとは相手を破壊する能力ではなく、破壊を防ぐ知恵と責任を持つことにある。世界は報復の連鎖ではなく、未来を守る判断を求めている。
ネットからのコメント
1、最近のトランプ氏の発言は、強い言葉で相手を威圧する表現が目立ち、まるで無慈悲な北朝鮮の声明そのものです。もちろん自国や同盟国を守る姿勢は必要なのでしょうが、軍事力を前面に出した強硬姿勢が続けば、相手側も対抗せざるを得なくなり、緊張がさらに高まります。歴史を見ても、強さを示すだけでは問題解決につながらないことがあります。最終的には対話と外交による解決の道を残しておくことが大切だと思います。
2、革命防衛隊という組織の性質や過去の経緯を考えれば、そもそも最初から通常の外交交渉が成り立つような対象ではない。
限定的な爆撃や局所的な軍事打撃を与えたところで、行動を躊躇するような相手ではないのは明白だ。単なる威嚇や中途半端な手打ちではなく、根本的な抑止構造をどう構築するのか、米国の次の一手と本気度が問われている。
3、もうこれは終わりを見せない泥沼の体ですね。懸念されたアメリカの利上げは据え置きに決まった。しかしこの発言で株はまた下落。どこまで世界経済を掻き回すのかトランプ大統領。もう11月には間に合わないでしょう。これを最後にしないと。
4、交渉姿勢、停戦、再攻撃、また交渉姿勢・・これを繰り返すだけでアメリカの信頼はまた失われていく。ミサイルを撃ち合ってもより損が大きいのはアメリカ。イランはトランプと違って賢い。低コストで勝つ方法を心得ている。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a12439c5c6c93c956691a39f5a1bb43db149b8e9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]