【事件概要】
2024年7月31日、米フィリーズ傘下2Aで自由契約となった青柳晃洋投手(31)がNPB復帰を発表し、東京ヤクルトスワローズと契約した。青柳は阪神タイガースからポスティングで渡米し、メジャー昇格できず約4か月での“最短”帰国となった。
復帰先が古巣の阪神ではなく、同じセ・リーグ最下位のヤクルトだったことで、一部ネットでは「青柳式FA」と揶揄されたが、他選手ほどの批判は見られなかった。背景には阪神の支配下枠満杯や青柳の毅然とした姿勢がある。
【コメント】
ポスティング制度の理想は、選手の夢と球団の誠意が交差する場所であるべきだ。だが現行の運用は、抜け道と忖度が絡む“制度疲労”の様相を呈している。FA資格のない選手の海外挑戦を球団が認めた後、本人が短期間で他球団に移籍する現象は、制度の信頼性を揺るがす。しかもそれが繰り返され、ネットで「○○式FA」と揶揄される時点で、透明性の欠如が浮き彫りだ。
制度の本質的欠陥は、「再契約優先権の不在」「ポスティング後の帰国時制限の欠如」「支配下枠による人為的な復帰断念」の3点に集約される。これにより、球団もファンも選手も、制度に振り回される。よって、①ポスティング後一定期間は原球団との交渉優先権を付与、②NPB復帰時にドラフトまたは再交渉義務を課す、③制度のガイドラインを公表し透明化を進める、という3点の改革が急務だ。
“恩返し”の美談で包むのではなく、公平な競争と選択の自由が共存できる制度こそが、選手の未来とファンの信頼を守る。本来のポスティング制度が目指すべき姿に、今こそ立ち返るべきだ。
ネットからのコメント
1、ポスティングで移籍したお二人(元日ハム)との違いは古巣がオファーを出さなかった事でしょう。阪神が青柳投手にオファーを出したのにヤクルトに移籍してたら、賛否があったはず。阪神がオファーを出さなかったと言う事は「要らない」と判断されたから、青柳投手がどこと契約しようと問題なかったのでは?あとは、過去にタイトルを獲得していてもポスティング前の2シーズンは、先発ローテーションから外れていて、そこまで必要とされていない中でのポスティングだったし。
藤浪投手も同様。
2、藤浪にしても青柳にしても、阪神を出るときには成績も悪く、球団も伸びしろはないと思って送り出したのでしょう。ファンもそう思っているはず。なので、金を払ってまで戻す必要はないと思った関西の商売気質がそうさせたのでしょう。今阪神は気持ちに余裕があるので、2人には頑張ってほしいと球団も本当に思っているはず。私も阪神ファンとして応援しています。
3、今回のケースは阪神が好調で保有できる枠も埋まっている状況で青柳に対してオファーを出さなかっただけで、上沢とかと同じケースには変わりない。大きな騒動になってないのはチームの状況が良かっただけの問題。FAで正規ルートで他球団に移籍する選手が損をするのは変わりないと思う。ポスティングでメジャー挑戦して2年以内で帰国とかになった場合は、復帰する優先交渉権は日本時代に最後に所属してたチームにあるべき。年俸に関してもゴネ得にならないように明確にルールを整備するべきだと思う。やっぱり応援していて海外へ見送ったのに、直ぐに戻ってきて他球団に移籍するのは悲しいよ。
その権利はFAで得るべきだと思う。
4、経緯が全く違う青柳投手は最初からマイナーで球団も納得してる上沢投手は新庄監督からマイナーでいくのはやめたほうがいいと止められてるそれでも夢のための言っていったしかも帰国後に日ハムの設備を利用してファン感謝デーまででてたしかも生活や家族のためが理由それなら夢のためと言ったのと整合性が取れないこれで他球団に行けば批判されて当然です一方で青柳投手は阪神は支配下枠を埋めていたから青柳投手が日本の他球団いっても問題なかったこうやって書くと最初から最後まで青柳投手には批判される要素がほぼなく逆に上沢投手は最初から最後まで批判要素ばかり
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0251ca839004f0f33a01a16d8a358e89d9e53c46,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]