三上悠亜さん(31)が7月28日にInstagramで披露したウエディングドレス姿が発端となり、SNS上で「AV女優が着たドレスなど着たくない」といった発言が拡散。とあるユーザーが「契約しなかった」と発言し、これに10万人以上が賛同するなど議論が過熱。これに対し漫画家・倉田真由美さん(54)が、「職業差別が公然と語られる異常さ」「心の中で処理すべき感情」とSNSで連続して批判を展開した。
問題は現在も波紋を広げている。
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一着のドレスに寄せられた嫌悪と差別が、10万人以上の「いいね」に支えられる——この異常事態が日本の空気の冷たさを物語っている。個人の感情として「嫌だ」と思う自由はある。しかしそれを堂々と表に出し、しかも多くがそれに共鳴する現状には、明確な制度的・社会的な差別意識の温床が見てとれる。
本質は、セクシャルワークに対する根深い職業差別と、それを容認するネット社会の無自覚さにある。「過去の職業=現在の人格」と短絡的に結びつけ、名誉や尊厳を奪う姿勢こそ、公共の場にふさわしくない。
対策としては、1つ、SNS運営企業による差別発言のアルゴリズム可視化と抑制強化。2つ、教育課程でのメディアリテラシーと多様性教育の導入。3つ、有名人による発言や行動を通じた差別意識の是正モデルの創出が急務だ。
「美しいドレスを汚した」のではなく、「心の美しくなさ」が浮き彫りになっただけ。差別の美学を装った言葉に喝を入れる時だ。
ネットからのコメント
1、私は投稿主さんの気持ちすごくわかる…ドレスは何日もかけて何回も試着して選ぶし、お値段も高いし、当日は綺麗に着こなせるようにダイエットもして努力しているのに、元セクシー女優が着たとなればもうそのドレスが素敵に見えなくなっちゃう。それでも我慢して当日着たとしても、裏でAVドレスとか言われてそうで、それだけで人生1回の結婚式が嫌な思い出に変わってしまう。ドレスは人気なデザインだとすぐに予約枠が埋まってしまうし、簡単に変更やキャンセルはできないし。他人は好き勝手言えるけど、本人は相当辛いと思いますよ。
2、やはり結婚式という女性にとって大切なイベント、基本的に一生に一度のウェディングドレス。職業差別というより、元セクシー女優着用というのが、アンバランスなんだと感じます。三上さんが責められる話ではなく、ウェディングドレスを貸し出す側に問題があるのでは?
3、差別ではなく区別、住み分けしましょうって話です。
人生の門出に純潔の象徴として身に着けるドレスなんだから性産業に従事している人が個人的にではなく仕事で着た物と同じのは嫌だ、と言っているんです。他の方が仰るように、女優さんご本人ではなくスタジオがそこは区別せぇよ、と思います。そもそもセクシー女優さんだけでなく、キャバクラ嬢など所謂夜職と言われる人たちが子供も目にする媒体に出る事が間違っています。何のための年齢規制なんでしょうか。女子高生がキャバ嬢に憧れて、バイト代からコスメをプレゼントしている動画を見たことがあります。マジでいじょう(漢字だと弾かれました)。夜職の方を軽んじている訳じゃなく、そこは線を引いた方が良いでしょう、って事です。ホストにしても一緒、男女関係ない。
4、自身の結婚式に着用しようと思っていたものが、元セクシー女優に着用されていたら心に留めておけないくらいの衝撃だと思いますよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2ed04f1aa14e306540c7996cd0d40859091bf745,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]