国立精神・神経医療研究センターなどの日米研究チームは、アルツハイマー病の原因とされるAβの蓄積を始める新物質「ピーク1Aβ」を発見したと発表した。遺伝子改変マウス実験で3候補から特定し、患者6人の脳でも確認。20日付の英医学誌に掲載され、早期診断や予防治療への応用が期待される。

アルツハイマー病研究において、長年追われてきた「最初の引き金」が見つかった意義は大きい。これまでの治療は蓄積した老人斑を減らす段階が中心だったが、発生源を抑える発想へ進む可能性が開かれた。ただし、発見だけで患者を救えるわけではなく、実用化までには検査方法の確立、安全性の確認、治療薬開発など多くの壁がある。今後必要なのは、①人での大規模な検証を進めること、②早期発見につながる血液検査や画像診断技術を確立すること、③新薬開発と医療費負担の両立を図る制度整備である。
高齢化社会で認知症対策は待ったなしの課題だ。研究成果を「発見した」で終わらせるのか、「患者の未来を変える技術」に育てるのかは、科学界と社会全体の責任にかかっている。
ネットからのコメント
1、高齢社会になり、アルツハイマー病は他人事ではないと感じます。そうした中、患者さんやそのご家族は元より、多くの人にとってこういう明るいニュースは、希望になるんじゃないでしょうか。今の治療は進行を遅らせることが中心とのことですが、原因となる物質がたまり始めるきっかけがわかれば、発症そのものを防げる可能性が出てくるのは大きいです。実用化までは時間がかかると思いますが、患者さんや家族の負担を少しでも減らせるよう、研究が進んでいってほしいです。
2、アルツハイマー病は、本人だけでなく家族の人生も大きく変えてしまう病気です。その原因の一つと考えられているAβが「なぜ蓄積し始めるのか」という最初のきっかけは長年の謎でした。今回、その"種"となる可能性がある物質が見つかったことは、とても大きな前進だと思います。もちろん、マウス実験の結果がそのまま人に当てはまるとは限らず、実用化までには時間がかかるでしょう。
それでも、これまでの薬が「たまったものを取り除く」治療だったのに対し、「そもそもたまらないようにする」という新しい発想につながる可能性がある点には期待したいです。日本発の研究が世界中の患者さんや家族の希望につながることを願っています。今後の検証と臨床研究の進展に期待しています。
3、高齢の父がいます。祖父母ともに重度の認知症でした。父も物忘れが始まってしまい自己管理ができません。父のためはもちろんですけど、遺伝するとしたら、自分も家族に迷惑をかけるんだろうと思います。薬でも治療法でも本当に早く研究が進んでほしいです。体は元気で物忘れ、理解力だけ低下する認知症の介護は本当に大変です。
4、認知症全体の半分以上をアルツハイマー病が原因とされてると何かの記事で読んだことがある。アルツハイマーを治せるようになれば、本人も家族も救うことにつながると思います。早くこの研究が進んで多くの方を助けることができる日がくることを望んでいます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4d894d5577b41f447fb7e0b8214601eb48d23896,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]