若い女性の間で「痩せる薬」として人気化したマンジャロを巡り、SNSなどで違法転売が拡大している。2025年6月、大阪府警は大阪府・奈良県内の男女3人を薬機法違反容疑で書類送検。30代女性はSNSでマンジャロ1本を約6000~7000円で無許可販売した疑い、20代男女2人は5~8本を販売目的で保管した疑いが持たれた。美容クリニックでは5mg4本が4万5000円だが、転売品は1万円以上安い場合もある。19歳女性は9か月使用し6kg減量した一方、依存的に購入を続けている。闇市場では月15万円規模の収益を得る販売者も存在し、医薬品の安全管理や違法流通が問題化している。

マンジャロを巡る違法転売は、単なる個人間取引の問題ではない。命に関わる医薬品が「安く痩せられる商品」として消費され、診察も管理もない場所で売買されている現状は極めて危険だ。
背景には、美容目的の需要を急速に拡大させながら、安全な利用環境や価格面の説明責任を十分果たせていない医療側の課題、そしてSNSを利用した違法流通への対応の遅れがある。
対策には、第一にSNS事業者と行政が連携し、違法販売アカウントや決済経路を迅速に遮断する仕組みを強化すること。第二に自由診療で処方する医療機関へ、広告表現や患者へのリスク説明に対する厳格な監督を行うこと。第三に正規ルートで安全に利用できる価格情報や相談体制を整え、利用者が闇市場へ流れない環境を作ることが必要だ。
「楽に痩せたい」という願望につけ込み、健康を危険にさらして利益を得る仕組みは、医療ではなくただの搾取である。美しさを求める気持ちを守る社会こそ、本当に人を大切にする社会だ。安易な利益より安全を優先できない仕組みに、根本的な見直しが求められている。
ネットからのコメント
1、そもそもマンジャロは医師の処方が必須です。明確な薬事法違反です、直ぐに警察は動くべきです。また、購入した人も重い罪に問うべきです。もし、違法な経路で入手したマンジャロで健康被害が有った場合は医療費は全額自己負担にすべきです。
2、もし外国人が糖尿病ではないのにマンジャロを健康保険で入手し、美容目的で使ったり海外へ転売したりしているなら、それは日本の健康保険制度を悪用する重大な不正です。高額な薬が本来の患者ではなく不正利用に回れば、保険財政を圧迫し、真面目に保険料を払っている国民の負担が増えることになります。外国人だけでなく日本人も含め、不正利用には厳しく対処し、資格確認や処方のチェックを徹底して、必要な人に薬が行き渡る制度を守るべきです。
3、マンジャロの転売問題で見過ごせないのは、違法販売だけではありません。医師の診察や継続的な健康管理を受けずに入手する人が増えれば、副作用が起きても適切な対応が遅れる危険があります。さらに、保管状態が分からない注射薬は品質が保証されず、本物かどうかさえ判断できません。それでも需要がなくならない背景には、「楽に痩せたい」という心理だけでなく、SNSで理想の体形が過剰に求められる風潮や、過激な成功体験が次々と拡散される環境も影響しているように感じます。さらに気になるのは、本来治療を必要とする糖尿病患者への安定供給という視点があまり議論されていないことです。
医薬品は一般の商品とは違い、命や健康に直結するものです。違法転売の取り締まりを強めるだけでなく、購入する側にも「安ければいい」という意識を改めてもらう啓発が必要ではないでしょうか。
4、そもそも、処方した医師も問題では。どの様な病名で処方したかが気になるし、仮に自由診療だとしても、糖尿病でもないのに糖尿病と診断名をつけての処方だった可能性もある。診療自体に妥当性があればよいが、明らかに不自然な病名や病歴、処方になり得ることを医師が理解した上で処方しているのは不適切。本当に治療のために当該の薬剤が必要な患者様への冒涜でもあり、医師個人は言うまでもなく、そもそも不自然な処方が可能であった病院の管理体制も見直す必要があると思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/91684933909e8efcd8639eed5c933a52de577ec2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]