最大震度7の地震が熊本県氷川町や宇城市などを襲い、過去の熊本地震で補修された住宅を含む多くの建物が被害を受けた。氷川町では築90年の木造2階建て住宅の1階が全壊し、69歳の男性が閉じ込められた。消防への通報がつながらない中、近隣住民がリフトやチェーンソーを使い、約4時間後に救出。男性は右手骨折で命は助かった。一方、宇城市では73歳男性が倒壊家屋の下敷きとなり死亡。避難所では770人以上が過ごし、35.2度の猛暑の中、冷房不足で車中泊や路上避難を余儀なくされる人も出た。

今回の地震で浮き彫りになったのは、自然災害そのものだけではなく、被災後の生活を支える仕組みの弱さだ。震度7の揺れは想定外ではない。過去の地震を経験し、補修や耐震対策を行った住宅まで大きな被害を受け、高齢者が「次に住む場所すら分からない」と途方に暮れる状況は深刻だ。
さらに、避難所に非常電源がありながら暑さをしのげず、被災者が路上や車内で耐える現実は、支援体制の準備不足を示している。
改善には、①高齢者世帯や過去被災住宅への耐震診断・建て替え支援の強化、②災害時の通信障害を想定した消防・救助体制の拡充、③避難所の空調や電力確保を義務レベルで整備することが必要だ。災害は止められなくても、被災者が二重三重に苦しむ状況は減らせる。
命を守る国なのか、被災後に「自分で何とかしろ」と突き放す社会なのか。強い地震に耐えるだけでなく、苦境に立たされた人を支え切る仕組みこそ、本当の防災力である。
ネットからのコメント
1、個人的にいつも思うことですが、近隣の被害がなかった地域の施設に待機してもらうことはできないのでしょうか?地元の避難所の電気や水道が復旧したら戻っていただく、被災地の混乱している地域に避難物資を運ぶほうが大変だと思います。
2、地震だけでも大変なのに、せっかく直した家が壊れたり、家族を亡くされた方の言葉が本当に重すぎます。弟さんが無事救出されたのは良かったですが、なんとか命が助かっても、この猛暑の中で避難所の冷房が使えないのはあまりに過酷です。
高齢の方や身寄りのない方は、これからどうやって生活を立て直していけばいいのか、一日でも早く復興が進み、安心して暮らせる日常を取り戻せることを願うばかりです。
3、この様な時期に甚大な被害、被災されて避難先での生活の困難は精神的、経済的、体力的にも大変な事とお察し致します。運営可能な近隣旅館やホテル、公共施設等宿泊出来る所へ避難するシステム(国が補填)が有ればまだ一時の生活維持が出来るのではといつも思います。明日は我が身。普段から近隣の自治体始め国とも連携して、システム作りを検討し構築して行った方が住民も納税の価値を感じると思います。遠方で駆け付けることは難しいですが、僅かな基金でも参加し、一時でも早い救助復興を願っています。
4、近所の方の力を借りれたり、チェンソーやリフトがあって良かったと思います。地方の住民の方の強みだと思いました。また、都会であっても同じようなことは起こり得るので、その時どうするか考え、備えておくことが大事だと思いました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a4c51a4247796bc5a73343cea731e47d3cd6e7a2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]