農林水産省の調査によると、6月末時点のコメの民間在庫量は過去最多の243万トンとなり、適正量とされる180万~200万トンを大きく上回った。3月時点の予測221万~234万トンも超過し、供給過剰による米価下落が懸念されている。さらに2026年産米の生産量は732万トンと需要見込みの最大711万トンを上回る見通しで、2027年6月末の民間在庫は最大281万トンまで増加する可能性がある。農水省が進める飼料用・加工用米への転換は十分に進んでいない実態も明らかになった。

消費者にとって価格が下がること自体は歓迎される面もあるが、需要を大きく上回る生産と在庫の積み上がりを放置してきた需給調整の甘さは見過ごせない。毎年予測と実績がずれ続ければ、最終的にしわ寄せを受けるのは現場の農家だ。市場任せではなく、行政には実態に即した需給予測の精度向上と迅速な政策修正が求められる。
第一に、地域ごとの需要データを活用した生産調整を徹底すること。第二に、飼料用・加工用米への転換支援を拡充し、収益面でも安心して切り替えられる仕組みを整えること。第三に、輸出拡大や備蓄活用など販路を多様化し、余剰在庫を吸収する体制を強化すること。価格だけを見れば一時的な恩恵はあるが、農業の持続性が失われれば将来の安定供給は成り立たない。目先の安さより、長く安心して米を作り、食べ続けられる仕組みこそ守るべき価値だ。
ネットからのコメント
1、民間在庫量が報告義務ありなしあわせ180万くらいになると出荷調整によりコメの概算金が上がりコメの価格が跳ね上がることがわかった。コメの価格が高すぎて購入できないあるいは買い控えしていた消費者が多いためこの結果が当然かと。メディアや農水大臣は 肥料や燃料などの資材高騰に苦しむ農家さんが価格下落で立ち行かなくなることは心配しても、コメの価格が不自然に3年前の倍以上になったとき、国民の生活を圧迫する恐れを心配せず 米離れがおきた。主食なのだから、集荷会社や卸を保護せず、農家を保護し、平均価格では3年前の5キロ1800円には程遠く、3年前の120%の10キロ3600円 5キロ2160円くらいの価格で販売可能な政策をとってもらいたい。
2、令和の米騒動は天災でなく人災です。JA改革もしくは解体が望ましい。 年に数回しか使用しない車の値段ほどする農機具の負担他のメーカーが参入すれば半分の値段でも販売できそうです。若しくはリース等また、肥料の納品もJAの共同購入で安くなるらしいが、もっと他のメーカーが参入すれば、かなり安くなると思う。材料費の高騰が農家の人を圧迫してると言われるが、これらの改革を進める方が農家の人にとって有意義である。大手の企業がもっと肥料、農機具に参入してくれるとよいと思う。
3、大手のバイヤーの仕入は行き先が決まってる。行き先がない民間在庫量とは、ほぼJAなのでは?農林水産省の発表を垂れ流すだけでなく、その辺も解説するのが報道では?次は、民間の過剰な在庫を調整する、放出した備蓄米を最ストックするという名目で、国が買い上げ。実質JAの救済というシナリオではないかと推察してる。
4、AIが発達した今、中間業者を介さずに直接農家の人と受発注できるシステムが開発されるのも遠い未来ではないでしょう。食べ物の恨みは凄まじく、その恨みの発端となった中間業者はもう立ち行き行かなくなって倒産しても自業自得だと誰もが思うだろうね。
その反面で今まで搾取されてきた直接の作り手の方はしっかりと利益を確保して、余裕をもってお米を作れるようになって欲しいと願います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2fbc3cc96601341d47ef4646573a1f7f7d056c4f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]