【事件概要】
2023年7月2日、東京地裁でスポットワークアプリ「タイミー」を運営する会社に対して、ワーカー9人が集団訴訟を起こし、第1回口頭弁論が開かれた。訴状によれば、2021年10月から2026年3月にかけて、マッチング成立後に雇用主側から計135件の直前キャンセルを受け、「未払い賃金約102万円」と「慰謝料約210万円」を含めた総額約312万円の支払いを求めている。原告側は、タイミーが雇用主と同等の賃金支払い責任を負い、キャンセル時点から労働契約が成立していると主張。一方、タイミー側は請求棄却を求め、全面的な争いの姿勢を示している。今回の訴訟は、プラットフォーマーの法的責任を問う全国初のケースとされている。

【コメント】
現状の説明と異常感:
「タイミー」が提供する柔軟なスポットワークの仕組みは、一見すると新時代の利便性を象徴するものの、直前キャンセルにより働き手が不利益を被る構造には大きな問題があります。働いて報酬を得るという基本的な倫理が軽視される現状は非常に異常です。
問題の本質:
本件の本質は、プラットフォーマーが単なる仲介者であると装いながらも、実質的に就労管理を担う責任ある立場にあるにも関わらず、その責任を明確化していない制度的な欠陥にあります。また、直前キャンセルにおけるワーカーの保護策が十分に整備されていないことも問題です。
解決策:
法律でプラットフォーマーの賃金立替やキャンセル時の補償義務を明確化する規定を設けること。システム内でのモニタリングを強化し、不当なキャンセルを防ぐ仕組みを導入する。キャンセルが発生した場合、即時に補償される「救済金制度」を法的に義務化する。強烈な結びつけ:
「自由で手軽な働き方」を掲げながら、その自由の裏で働き手が損害を被る状況は、現代の技術進展によって生まれた新たな搾取の形といえます。この訴訟をきっかけに、企業がその本来の責任に目を向け、真に「ワーカーファースト」の仕組みを実現することを強く望みます。
ネットからのコメント
1、キャンセルされたバイト側には、金は当然払われるべき。雇用する側がキャンセルするのだから、雇用側がその負担をすべき。プラットフォーマーは、バイト側にその金が支払われるようにすべきで、その金は、キャンセルした企業側に負担してもらえばよい話。それだけのことだと思うけどね。
2、これはかなり深刻な問題だと思います。仕事が成立したと信じて予定を空け、交通費や移動時間までかけたのに、直前で一方的にキャンセルされて賃金も支払われないとなれば、生活への影響は小さくありません。スポットワークは便利な仕組みですが、その便利さが働く側だけにリスクを押し付ける形になってはいけないはずです。もちろん、個別の法的責任は裁判で判断されるべきですが、プラットフォーム側にも安心して働ける環境を整える責任はあると思います。
直前キャンセルには一定の補償を設けるなど、ルールの見直しは必要ではないでしょうか。働き手が安心して利用できなければ、この仕組みそのものへの信頼も失われてしまいます。今回の裁判が、スポットワーク全体のルール作りを見直すきっかけになってほしいです。
3、タイミーが企業側の都合でキャンセルした場合はシフト分100%の支払いを企業側に払わせる条件を課したらいい。それで掲載減ったとしても優良企業が残ったと思えば。でないと企業側のキャンセル仕放題だよ。
4、タイミーを利用して雇用していた側です。ワーカーが直前キャンセルして、時間になっても現れず、現場が混乱してトラブルになった事が2度ありました。その場合にもワーカー側に損害賠償は出来ませんので損害は泣き寝入り。ワーカーが直前キャンセル可能な仕組みならば、雇用側も同じ権利があります。勿論やらないですが…直前キャンセルはどちらもペナルティをつけないと(一定期間は利用が制限される等)、お互いが不信感で利用しなくなります。タイミーを利用しなくなった企業は多いです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/26563a3395cb9307c25fb1fd99a3eed01c885087,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]