アメリカ第47代大統領ドナルド・トランプは、19世紀のモンロー主義を過激化させた「ドンロー主義」を提唱しました。2026年1月、彼はベネズエラへの武力介入とマドゥロ大統領の拘束を実行し、この方針を世界に示しました。「ドンロー主義」は、西半球における米国の絶対的支配を目指し、隣国が米国の安全保障を脅かすと判断した場合、武力行使も辞さないという強硬な姿勢を特徴としています。この政策は中南米での中国やロシアの影響力排除を意図し、ベネズエラやグリーンランド、カナダに対する具体的な行動計画を含んでいます。これにより、米国は「西半球の警察官」としての立場を強化しましたが、これが周辺諸国から「現代の帝国主義」として強い反発を招き、国際秩序に波紋を広げています。
この「ドンロー主義」は、アメリカの外交政策に対する深刻な懸念を引き起こしています。まず、米国の一方的な軍事行動は国際法を無視し、力による支配を正当化する危険な先例を作り出しています。次に、中南米をはじめとする周辺国への排他的な圧力は、地域の安定を揺るがし、国際的な外交関係を著しく悪化させています。
さらに、米国が自国の利益を優先するあまり、国際協調を軽視する姿勢は、地球全体の平和と安全保障を脅かしかねません。この状況を改善するためには、まず国際法を尊重し、国連を通じた多国間協力を重視することが必要です。次に、地域の自主的な発展を支援し、軍事ではなく対話を通じた問題解決を模索することが求められます。最後に、広範な国際的支持を得るためには、地域諸国とのパートナーシップを築き、透明性を持って行動することが不可欠です。これらの措置が取られない限り、アメリカの外交政策は「現代の帝国主義」としての批判を受け続けるでしょう。その変化は、ただ米国の利益を追求するのではなく、真に国際社会の一員としての責務を果たすことにかかっています。
ネットからのコメント
1、このままだと強大な軍事力を有する国が好き勝手に振る舞うことが常識となってしまいます。まさに戦国時代、第二次世界大戦前に逆戻りです。現在世界には200近い国があり、人口、国土面積、経済力等には当然ながら大きな格差があり、軍事力では太刀打ち出来ない国家も多数存在します(当然日本も含まれます)。
軍事力の強弱が正義と定義されるなら、人間は何の知恵もない生物となるのです。
2、モンロー主義とは、19世紀前半のモンロー大統領が述べた考えで、「米大陸と欧州は相互不干渉を主張」したものと世界史の授業で習った。ここから約1世紀にわたって米国は基本孤立主義を続けるわけである。トランプ大統領がモンロー主義をどう捉えているか、どう理解しているか定かではないが、最近のベネズエラ内政干渉・グリーンランドの保護下要求等アメリカ大陸全体への支配下を進める政策は、違うと思う。又、21世紀の今、このような政策は世界から受け入れられるとは到底思えない。
3、今の世界には3つの覇権主義国家がある。アメリカ、中国、ロシア。日本はその3つの覇権主義国家の真ん中に位置し、脅威を受けている。アメリカは「西半球」を重視し、そこではプレゼンスを高めようとしているが、世界全体に関しては、無関心と言うか、力あるものの支配を否定していない。かつて中国はアメリカに「太平洋を半分に」と提案した事があるが、トランプのドンロー主義と重なる部分はある。
トランプは米中をG2と呼称するなどし、アメリカと同格の覇権主義国家と認めている。日本が存在するのは「東半球」で、アメリカの関心の外。日本はアメリカ一辺倒からの脱却を考える時期では。
4、プーチンが唱える、核大国が本当の国家で、それ以外の国は本当の国家とは言えないという考え方に影響されている。ウクライナ援助の際、プーチンと長い時間を二人だけで会談した。その際、プーチンは「核大国が本当の国家」という考えをトランプに吹き込み、洗脳した。今回のベネゼーラへの軍事活動もコロンビア、カナダ等他の国への考え方もこれに基づいているように思う。民主主義国家なのに、ロシアや中国の為政者と同じ発想で軍事行動を行おうとしている。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/d228e0b4ebfbd22be2d5376a04ec93d6fd174c4a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]