秋田県北秋田市の障害者施設「グループホームつつじ」で、7月31日午後11時ごろ、入所者の女性(73)が玄関付近で倒れているのを発見され、クマによる襲撃の可能性があると発表された。女性は頭や顔に重傷を負い、意識不明の状態で搬送された。施設周辺は田畑が点在する地域で、大館能代空港から約2.5キロの位置にある。北秋田署が事件の詳細を調査中。
この事件は単なる野生動物との不運な接触ではない。人が安心して暮らせるべき福祉施設にクマが侵入し、重傷者を出した事実は、地域の野生動物対策や公共の安全対策が機能不全にあることを露呈している。問題の本質は、山間部や半農村地域における人と野生動物の境界管理の不徹底にある。とくに高齢者や障害者といった弱者を預かる施設では、一般住宅以上に高度な安全対策が求められるはずだ。
具体策としては、①周辺に赤外線センサーや警報装置を設置し、深夜の異常を即時に把握できる体制の整備、②定期的な施設周辺の見回りと行政の支援によるパトロール強化、③野生動物の出没履歴を地域で共有するリアルタイムの情報システムの構築、が急務だ。
「自然と共生」などという言葉で片づけてはならない。守られるべき人々が犠牲になってから対策するのでは遅い。
人命と安全を最優先に、今こそ自治体と社会が本気で動くときだ。
ネットからのコメント
1、観光客は近寄らなければ良いだろうが住民は逃げられない街中に出てきたのをその都度駆除では安全の担保はできないですよね大量の捕獲器仕掛けて個体数減らしていかないといけない時期ではないかと思う
2、やはり敵意や攻撃されたからの区別なしに襲うときには襲うから、駆除の方向性しかないと思う熊も懸命に生きてるしかわいそうだけどどうしても、人に対して攻撃してきてしまうのもテリトリー意識やお腹すいたら食物を探し、ときには人をもエサにしてしまう以上、致し方ないと思います襲われたおばあさんはさぞかし怖かったに違いなく、けがの程度がどの程度かわからないけど軽症ではないと思う
3、北秋田市で21日も農作業中の男性が襲われてます。その数日前には鳥小屋のハト数羽食べられてます。今回意識を失うほどの被害です。同じ個体かわかりませんが、段々レベルアップしているようで怖いです。
4、これからは猟銃会ではなく、動物愛護団体に熊と「会話」を依頼したら。でもそんな事したら、「人間の方が出ていけ、とクマさんが言っています。
」と言いそうだな。やっぱり捕獲、団体に送付して世話をお願いするのが良いな。団体の人達には餌になってもらいましょう。大好きにクマさんと一心同体になれるのだから本望でしょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e8e60b1d3a3460cd0aefdb3aa150f804caa0936e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]