2023年10月19日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」において、元大阪府知事の橋下徹氏が日本の核保有を巡る議論について自らの見解を述べました。東アジアの情勢が不安定になっている中で、高市政権の安全保障政策担当幹部がオフレコ取材で「核は持つべき」との個人的見解を示しており、非核三原則の見直しには「政治的な体力が必要」と現状では具体的な検討は進んでいないとされました。

木原稔官房長官は「政府として非核三原則を堅持する」とコメントを控える姿勢を示しました。橋下氏は、政治家が個人的思いを述べることには賛成し、今後の議論の必要性を強調しました。

現下の情勢を考慮すれば、安全保障政策に関する発言がどれだけ慎重であるべきか痛感させられます。特に、核保有に関する問題は、日本がこれまで堅持してきた非核三原則の転換を意味しかねない重大なテーマです。高市政権内の幹部が個人的見解を述べたとはいえ、それが公の場で議論されることには問題があります。これには、防衛政策における透明性の欠如と、国民視点の欠落が見え隠れしています。まず、政府はこの議論を公式に取り扱い、一義的なコミュニケーションを通じて国民の意見を反映させるべきです。また、核に依存せずとも安全が確保できる代替案の模索が必要です。

例えば、防衛同盟の強化や国際的な軍縮交渉のリーダーシップをとることが有効です。そして何より、国内外での平和維持への努力を強化し、この不安定な情勢を積極的に乗り越えることが求められます。価値観の転換が強いられる局面だからこそ、共通の認識と目標を持つことが不可欠なのです。

ネットからのコメント

1、核保有は必要だと思います。核は使う為に持つわけではありません。抑止力の為に持つ物です。悲しい事に、現実は核を持たない国が核を撃たれてます。撃ち返される心配が無いわけですから。あと、今の日本はアメリカの核の傘に守られてますが、他国の防衛に頼りすぎてる状況は、経済一つ取っても弱い立場になります。自立出来る防衛力を持つ事で、日本は中立的立場も自由経済も保てると思ってます。ただ国土の狭い日本では今更開発したり、核実験などすれば汚染されるので、アメリカやフランスなどから核弾頭とシステムをまるごと購入すべきだと思います。

2、日本がアメリカの核の傘に守られているのは事実です。プーチンが核で威嚇したように、将来、習近平が同様の行為を行う可能性も否定できません。

アメリカは民主主義国家である以上、日米安保条約があるとはいえ、その対応の度合いは国内世論に左右されます。そのため、日本の防衛に自前の核兵器が必要かどうかについては、議論する必要があると思います。

3、一番いけない事は「日本は唯一の被爆国」の言葉の前に思考停止に陥ること。私個人の核保有の賛成、反対はともかく、日本は三方を核を保有する敵性国家に囲まれていることを踏まえ、国土防衛、抑止力を持つためにどうしたら良いか、タブーなしに議論する土壌が必要と思います。全ての選択肢をテーブルに上げ、議論出来る雰囲気をまずは作る事。

4、犯罪でもない個人の思いを撤回させるなど、いつから日本は思想を強制する専制国家になったんだ？思いは政治家でも自由だし核兵器保持を言っても公序良俗には反しないと思う。非核三原則なんて刑法でもなく過去の政権の当時の知恵でありスローガンだ。保持のハードルが高ければ日本は必要とあればいつでも即時に核兵器をアッセンブル可能だと思わせておくだけでも抑止力になると思う。