今年7月19日、米ニュージャージー州メットライフ・スタジアムで開催予定のサッカーW杯北中米大会決勝戦の観戦チケットが公式転売プラットフォームで異常に高額で出品されていることが問題視されています。ゴール裏のチケット1枚に約3億6500万円の価格が設定され、4枚合わせて900万ドルを超える取引額に達しています。転売にあたり、FIFA公式マーケットプレイスは価格上限を設けることなく、売買双方から15%の手数料を徴収。これにより、不透明な価格設定と座席格差が浮き彫りとなり、史上最も手頃と言われたはずの大会が旅行費用の懸念を含め、著しく高コスト化しています。

FIFAの公式転売プラットフォームは「安全で透明性の高い環境」を提供すると謳っていますが、実態は強い疑念を残します。価格上限を設けないことで、悪質な投機を助長し、チケットが法外な価格で出品される状況を招いています。
本来、スポーツの観戦は万人に開かれているべきであり、こうした異常な価格設定はその精神を大きく損なっています。
ここに浮かび上がる問題の本質を探れば、FIFAが転売市場を全貌把握する努力を怠り、特に高額転売に対する規制強化を講じていない点が指摘されます。さらに、非営利団体を自称しつつも、手数料徴収を優先する姿勢は、その理念に矛盾をきたしています。
解決策としては、①公式マーケットプレイスにおける価格上限の設定、②転売時の透明性確保を義務化するルールの導入、③一定金額以上の転売に対する収益の公益目的への再投資を制度化することが考えられます。
透明性の欠如は真の公平性とは程遠く、スポーツの場でさえ利益追求の構造が蔓延している現実を変える手段を模索するべき時です。サッカー愛好家が真に楽しめる環境を取り戻すために、一刻も早い改革が必要です。
ネットからのコメント
1、公式再販で1枚229万ドルというのは論外だが、正直それ以前に、FIFA公式販売で決勝チケットが1万990ドルという時点で十分驚く。日本円なら約170万円で、普通のファンが気軽に手を出せる額ではない。
転売価格の異常さばかり話題になるが、そもそもの公式価格設定自体が、W杯を世界中のファンの祭典というより一部の富裕層向けイベントにしているように見える。
2、今回のW杯決勝チケットが数百万円というのは、さすがに行き過ぎだと思う。2002年の日韓大会では決勝でも6万円前後、東京五輪のサッカー決勝も同程度だった。物価上昇では説明できない差だ。FIFAは非営利団体と説明するが、公式再販で価格上限を設けない仕組みのままでは、結果として富裕層や企業向けイベントになってしまう。ワールドカップは本来「世界中のファンの祭典」のはずだ。商業化そのものを否定するわけではないが、普通のサポーターが現地で決勝を観られない大会が続くなら、理念との乖離は無視できない問題だと思う。
3、人生の最後の楽しみに定年後サッカーワールドカップ生観戦に行こうと思ってた人もいるはずだがいつからこんな感じになったんだ近寄る事も出来ないじゃないか。
4、優れた経営者とは「値上げができる経営者」だと私は考えています。欧米企業は“値上げしても顧客が離れない仕組み”をつくることに注力しています。
ブランド価値を高め、付加価値を磨き、価格に対する納得感を提供する。その結果、従業員はしっかり休暇を取り、生活の質も高い。チケット代が百万円でも売れるのは売れる仕組みを作ってるからなのです。しかし多くの日本企業は、値上げによる売上減を恐れ続け、際限のない値下げ競争に走ってきました。一時的に売れ行きは良くなるかもしれませんが、その分だけ利益は確実に削られます。 本来であれば、利益率が低いというのは経営の失敗を意味するはずです。しかし日本では、サービス残業や非正規雇用の拡大によって人件費を過度に抑え、低収益のままでも会社が回ってしまう構造ができあがりました。その結果が、30年賃金が上がらないという現実だと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4f87c490663f62817b35ccf1328c7c3be6ec8fda,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]