事件概要:
全国的に百貨店の閉店が続く中、関西地方の百貨店が売上好調を維持している背景が注目されています。関西では阪急、阪神、大丸、近鉄などの老舗百貨店が新しい施設やリニューアルを続け、高級ブランドフロアの新設や「外商サービス」に注力しています。外商は全売上の約4分の1を占め、30~50代の若手経営者や富裕層の取り込みが進行中です。オンライン入会の導入や若い外商員の配置による接客の多様化も好調を支える要因とされています。同時に、食品フロアの親しみやすさや電鉄系百貨店の「大衆本位」の理念が、地元の人々から広く支持されていることも成功の一因です。

コメント:
関西百貨店の健闘は、顧客との人間的な関係を大切にしてきた企業努力の賜物と言えるでしょう。しかし、これは全国的に衰退する百貨店業界の危機を明確に対照しています。「外商サービス」という一部富裕層に特化した成功モデルは、幅広い消費者層への直接的な救済策にはなりません。

百貨店の苦境の根本には、以下のような課題が潜んでいます。第一に、ネットショッピングの台頭による「利便性競争」の劣勢。次に、若年層のデパート離れと消費習慣の変化。そして、多くの百貨店が未だに過去の成功体験に固執し、柔軟なビジネスモデルへのシフトが進んでいない点です。

改善のためには、①地方百貨店の外商モデルを全国的に踏襲し、都市部以外でも富裕層の開拓を図る、②外商以外のセグメントにおいても、SNSやデジタル技術を駆使した新しい顧客体験を創出、③「親しみやすさ」をブランド化することで、百貨店を地域コミュニティの中心と捉える新戦略が求められるでしょう。

百貨店は本来、生活と文化の拠点でした。その価値を再定義し、新しい時代に適応させる賢明さが、業界の未来を決めるでしょう。関西モデルから学び、全国でも大胆な改革の必要性を痛感します。





ネットからのコメント
1、大阪の百貨店が親しみやすいっていうのは確かかも。特別でありながらも身近な印象がある。梅田の阪神百貨店に行ってイカ焼きだけを買う。ミックスジュースだけを飲みに行く。子供のころから頻繁にやっていた記憶がある。そういった蓄積があるのか、大人になってからも行くことに心理的抵抗が少ない感じはある。
2、まぁ、関西に住んでみるとわかると思いますが、「アメちゃん」とか「天神さん」「住吉さん」など何でも人のように扱うと言うかそれが親しみやすさですね。最近は減りましたが、買い物してこちらがお客でも店員さんに「ありがとう」っていう人も多いですし。道端で高齢女性の立ち話が聞こえた時も、「目ぇが悪うなってな~、顔も悪いけど…」って言ってて思わず吹き出してしまいました。多分、そんな気質の人が多い地域だから百貨店も親近感があるのでしょう。
東京だと、お高く気高く格式を重視しているうえにお値段もお高いから敬遠されるのでは?もちろん品物は良いのでしょうけど。関西は百貨店でさえ気取ってないからみんな親しみを持ち、行くのが楽しいんだと思います。地域性ですから東京で同じようにしても、フザけてるとか言われて受け入れられないでしょうね。関西にお笑い文化が根付いてるのも同じことだと思います。
3、東京の百貨店行くよりも物理的にも精神的にも距離が近い。とくに、電車に乗って出かける負担が東京よりないのが大きいので。梅田は大阪駅も含めて。街全体がリニューアルしたので、魅力が増しました
4、『外商』は『接客業の極意』です。いかにお客様へ気持ち良くお金を出してもらえるか?という事なのです。例えば、外商担当セールスから『来月は娘さん(奥様)の誕生日ですからプレゼントは何を用意しますか?』と言われたら、誕生日を憶えてる事に信頼と気持ち良く財布の紐も緩むというものです。日常の営業も同じ事ですけどね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5e2a4777e8fae42f73d078f29836b6c541bd56d4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]