事件概要:厚生労働省は、期限切れの従来型健康保険証で受診可能な暫定措置を3月末から7月末まで延長すると発表しました。これは、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」の利用拡大に伴う混乱を回避する目的です。従来型保険証は昨年12月1日までに失効し、現在、受診にはマイナ保険証または「資格確認書」が必要です。1月時点でマイナ保険証の利用率は64.62%に留まっています。今回の措置延長は、一定数の従来型保険証を使い続ける患者が存在するため決定されましたが、厚労相は更なる延長を否定し、利用拡大を求めています。

コメント:健康保険証制度の切り替えによる混乱は、国民と医療機関双方に不要な負担を強いる結果となっています。従来型保険証の有効期限終了後、暫定措置を繰り返す状況は、制度整備の不備を露呈していると言えるでしょう。
特に高齢者やデジタル技術に不慣れな層に対する配慮不足は顕著であり、政府の成長戦略優先の姿勢には疑問を抱かざるを得ません。
問題は主に3点に集約されます。まず、デジタル政策推進の裏で十分な支援策が不備であった点、次にマイナ保険証導入に伴うルール変更の周知不足、そして医療現場の混乱を軽減するための具体的な対策欠如です。対策として、利用対象層への徹底した啓発活動、地方自治体や医療機関を巻き込んだ手続きの簡略化、そして一時的な担当者配置による窓口対応強化が挙げられます。
制度の移行に伴う混乱が与える影響は国民の健康と安全に直結します。硬直的な進め方を批判しつつ、政府がより柔軟で実効性ある政策を採用することが必要です。「進歩」とは、すべての人にとって公平であるべきであり、そうでなければそれは単なる「管理の押し付け」に過ぎないのです。
ネットからのコメント
1、マイナ取得は任意。紙保険証、資格確認書がいい。先進国のマイナ事情を見ると健康保険証と国民IDカードを一体化させている国は日本以外にはほとんどないと言えます。
ドイツでは一つの番号に多くの情報を紐付けることに対しては、個人情報漏洩のリスクから懸念が根強い状況です。フランスでは政府による個人情報の悪用への警戒が強く、デジタル情報の統合には慎重な姿勢が見られます。イギリスは国民の監視につながるとの懸念から2010年に廃止されています。アメリカでは社会保障番号(SSN)が行政分野だけでなく民間でも広く利用されていますが、1960年代以降は個人情報の流出やなりすましが社会問題化しており、政府がIDを提供する考えは強くありません。これらの国々では、個人情報の流出や一つの番号に多くの情報を紐付けることのリスクを重視しているため、国民IDカードに健康保険証などの情報を集約することには慎重な姿勢が見られます。
2、【マイナ保険証の統合に反対】前提がおかしい。マトモな思考ならば、マイナンバーカード取得が「任意」であるから、紙の健康保険証を廃止するという発想が出てくる余地はない。運転免許証と同様に併存とすべきだね。
3、以前、うちのポストに近所の方の身分証明に使えるような何か大事な封筒が投函されていた事がありました。
郵便屋さんに間違って入っていた事を伝え渡しましたが、手紙が間違っていたりとこんな事はたまにあります。個人情報が大事というわりに政府も全てを管理したいが為にそういう事は考えていない様に思います。保険証は家族一人一人持つ方が便利な気もするし何でもマイナカードと繋げなくてもいい様に思います。
4、マイナ保険証は今後も作成するつもりはないのだが、そういう人はどのように医療機関にかかれば良いのか。問い合わせが殺到すると思います。あくまで、マイナ保険証は任意なので、きちんとマイナ保険証がないケースを国は提示する義務があります。早めにマイナカードを作った方は、2万ポイントも付与されて、後から作る人はポイントも何もないというのであれば、普及はこれ以上ないと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ac859a086cc828a33dab5cece39bc749d9394929,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]