日産自動車が6500億円の最終赤字を発表し、「経営危機」が深刻化しています。これには主力工場の閉鎖や4949億円に上る減損損失の影響が大きく、直近では営業損益101億円の赤字、最終損益は2502億円の赤字を計上。本業の収益力低下が問題視されています。一方、現預金や流動資産等の手元流動性は比較的高く、短期の倒産リスクは低いものの、巨額の有利子負債や金利動向が中長期的な不安材料です。再起に向け、中国市場でのEV販売拡大がカギとされますが、国内市場縮小や資金不足の懸念もあり、現地企業との提携が再生の一案と考えられます。

日産の現状は、日本の製造業が抱える深刻な課題を浮き彫りにしました。本業の収益力低下に加え、資金繰りの長期的な不透明さは、根深い構造問題を物語っています。第一に、製造業の国際競争力の低下は、技術革新と市場開拓が不足しているという事実の裏返しです。
第二に、国内市場の限界が予め分かっていたにもかかわらず、戦略的転換が遅れた点も批判に値します。
対策として、まずは中国市場におけるEV販売を強化する中で、政府支援の活用や規制の変更を最大限活かすことが重要です。次に、現地企業との提携を具体化し、コスト効率を引き上げる。同時に、国内外での製品価値を高めることで、ブランド力回復に注力すべきです。他にも、リストラの影響を長期的に抑える従業員のスキル転換や再配置の徹底は避けられません。
日産の苦境は、一企業の問題に留まらず、日本社会全体が抱える課題の象徴とも言えます。この再建の成否が、製造業界の未来を示唆するものだと考えるべきです。今こそ大胆な戦略転換と先進的なビジョンが求められています。
ネットからのコメント
1、役員が新しい車作る事より自分らの役員報酬を優先した事が今回の赤字に繋がったんではないでしょうか?日本の自動車会社なのに国内の新車を疎かにした結果ではないか?役員達は綺麗事ばかり言うのも得意だし従業員の事なんて何とも思ってないんだろうなって思う。
根本的な解決はしてないし、いつも上辺ばかりすくって解決した風になっている。目先の事ばかりで先の事を考えてない。もうこの会社の復帰には期待していない。また数年後に同じことを繰り返す未来が見える。
2、「時間的余裕がある」という論調には正直かなり違和感があります。中国向けN7は中身がほぼ現地ベースで、いわゆるガワ替えに近いモデルです。販売台数は出ても、日産本体の利益にどれだけ貢献しているのかは極めて疑問。日本市場を見るとさらに厳しく、リーフやアリアのマイナーチェンジは販売が伸びず、トヨタやテスラに完全に競争負けしている状況です。本来ここが収益の柱になるべき領域ですが、その力が戻る気配がありません。ルークスも三菱OEMであり、販売はあっても利益寄与は限定的。欧州で投入した3代目e-POWERも、その後の継続的な販売の強さが見えず回復ストーリーが描けていません。それにもかかわらず、直近の人事を見ると執行役昇進と相変わらず執行役員同様な措置で、管理職層の構造もほぼそのまま、ベア満額回答も含め、コスト構造を本気で変えてるとも思えない
3、キャッシュフローの伴わない減損だけならいいけど、売上がさがりキャッシュも入らなくなるといよいよまずいよね。果たして中国市場を立て直しの軸に据えることが正しいのか...市場は大きいけど競争が激しいから利幅も小さいし、中国国内の政策に翻弄される。基盤となる日本市場を失いつつあるのは厳しいですね。
4、中国に賭けるのはハイリスクだと思う。中国は自由経済じゃないのを忘れていないかい。消費者が買いたいものを買えるわけでもないし、中国国内で稼いだ利益を自由に国外に持ち出せるわけでもない。まがりなりにも中国の国産車が実用に耐えうるようになった現在、外国企業にいつまでも高価な耐久消費財の市場を牛耳られたままでいるわけがないのだよ中国共産党的に。中国が発展途上で弱い時には外資をWelcomeしても、自国で充分に生産できるようになって用がなくなれば容赦なくさようなら。日本における外車のように、一部の人が趣味で買う、金持ち用の少量販売の車のポジションに落ち着くと思うよ。量産車として大量に売ろうみたいな夢は見ない方がいい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/140ef5f7f34b2886de781276673b18df69ac8815,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]