事件概要:2023年10月10日、デジタル教科書を正式な教科書として無償配布対象とする学校教育法の改正案が参院本会議で可決・成立した。この法改正により、2030年度から全面導入が予定され、27年4月より施行される見込み。従来のデジタル教科書は紙教材の代替として一部教科で利用可能だったが、今回の改正で検定基準を満たす内容・形式となり、音声や動画を活用した学びを一層促進。一方、視力や集中力低下などの懸念も指摘され、紙とデジタルを併用するハイブリッド型が主流となると見込まれている。26年度には学年・教科ごとの使用ガイドラインが策定される予定。

コメント:デジタル教科書の正式導入は教育現場の大きな転換点を迎えるものの、その実態に目を向ける必要があります。まず、視力低下や集中力の欠如に関して現行の研究成果を整理し、安全性を教育の第一義とする姿勢が欠かせません。
また、紙媒体は手を動かしてノートを作成し、深い理解を促す役割があり、これを完全に代替するデジタル教材の特性はまだ未知の部分が多い状況です。学校現場でのハイブリッド型導入が主流となる見通しですが、これが地域格差を助長する懸念も。資金やインフラ整備が十分でない地域では、子どもたちが環境の違いで学びに不平等を抱える可能性があるため、この格差を防ぐ制度や補助金の強化が急務です。
さらに、教員研修の充実とデジタル教材の品質向上を推進し、明確な指導ガイドラインが教育現場で容易に活用される体制を構築すべきです。結局のところ、技術導入ではなく、児童一人ひとりの学びへ最大限の配慮をする政策展開が問われています。「便利さ」に寄りかかるのではなく、「学びの質」を見据えた実践と議論こそが重要でしょう。
ネットからのコメント
1、大人でもスマホやタブレットばかり見ていると疲れるのに、子どもたちが長時間画面を見続けることには少し不安があります。一方で、デジタル化によって学習の幅が広がるのも事実です。だからこそ「全部デジタル」でも「全部紙」でもなく、両方を使い分けるのが一番良いのではないでしょうか。
便利さを追求しながらも、手で書く力や読解力を失わない教育を期待したいです。
2、フィンランドでは先んじて教科書のデジタル化をしてきましたが読解力が低下したので紙の教科書に戻す動きがあるそうですし、シンガポールでは小学生にはデジタル端末を配布しないと決めたそうですね。今日のTVのワイドショーでアメリカの大学でもかつては情報科学を学べば就職に有利だったけど、最近AIに職を奪われて就職口がないと言っていました。何のためにデジタル化するのか慎重に考えた方が良さそうです。
3、目や姿勢が悪くなるという点のみで否定すべきではないと感じますが、じっくりと考えたり興味の幅を思わぬ方向で広げてくれたりするのは紙ベースなのではないかと思います。資料集などカラーで重たいものに関してはデジタルが優れていると思いますが、読み書きソロバンにおいては紙がいいのではないでしょうか。
4、以前タブレットやノートパソコンを配布したニュースを見たがあまりにもお粗末な機材だったと聞いている。癒着関連企業なのか知らないけどまともな機材を配布出来ないなら授業にも支障をきたす。
機材の性能は授業の進捗にも影響する。癒着、忖度無しで導入機材を決めて欲しい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/196b577102ffd31aa54613a7ec38bcb46148c492,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]