2025年7月20日に投開票された参議院選挙では、自民党が惨敗し、衆参両院で与党が過半数を割り込む異例の事態が発生。自民党は101議席を獲得し、公明党は21議席、立憲民主党は38議席に留まった。多党化が進行し、国民民主党や参政党が議席を増加させた。
1990年代の政治改革以降、衆院選では二大政党制が目指され、2010年代には自民党の一強政治が続いたが、近年の政治混乱と政策不備が影響して多党化が進行。特に物価高対策や裏金事件が与党の支持を揺るがせ、今後の政局に大きな影響を与える可能性がある。自民党は新たなリーダーを選ぶ必要に迫られ、与野党ともに連携の模索が進むだろう。
現在の日本の政治情勢は、多党化が進む一方で、与党が過半数を維持できず、政策実行の難航が懸念されています。特に、自民党の石破首相率いる政権が裏金事件や物価高対策で迷走し、国民の信頼を失っている現状は看過できません。国民民主党や参政党の台頭は、これまでの自民党一強政治に対する有権者の反発を反映しており、この流れは今後も続くでしょう。
しかし、この多党化が進む中で、各党がまとまらず「決められない政治」に陥ることが最も危険です。
まず、政党間の連携を進めるために、透明性を確保した協議と具体的な合意文書を作成するべきです。次に、政策立案には明確なビジョンと実行力を伴ったリーダーシップが求められます。最後に、各党は国民の信頼を回復するために、政策実行後の成果を明確に示す責任を負わなければなりません。多党化を止めるためには、政策実行に真摯に取り組み、政治不信を払拭する必要があります。
ネットからのコメント
1、独裁体制が多いアジア諸国でも、日本ほど与党の変化が少ない国は、あまり無いかもしれませんね。与党の固定化が進んだせいか、世襲議員の増加したり、社会の閉塞感を感じる国民が多くなるようになりました。政権交代で、本来は是正されるべきであった多くの政策が、批判を受けずに実行されたことが、日本が停滞した原因の1つかもしれませんね。政権交代は、重要だと思いますよ。
2、自民に下野したらどうか、なんて意見もある。そのまえに自民の保守とリベラルが分裂して別党になったほうがすっきりする。
結局アメリカの2大政党みたいな仕組みは日本には合わない。一強もなりたたない今、ドイツのように数党の連立を法化してやっていく。そうすれば少数政党が政権与党になるハードルが一気に下がり、政策実行が可能になる。その時その時の情勢に合わせて臨機応変に組み直す、長期的な硬直化も防げる。
3、支持母体の連合はともかくとして国民民主党の大きな票田となった無党派保守層は、もし立憲民主党と組んだら一気に離反しそうですけどね。その辺りの匙加減を玉木代表が読み違えるとも思えません。自民も党全体への信頼度が落ち込んでいるので。総裁選で一気に逆転は無理かと。多党制のなかで、是々非々で政策によって各野党が自民と組んだり反発したり、の政治になるのではないでしょうか?そしてそれは悪くないかと。スピード感には欠けても、より多くの国民の意見が、交渉を通して政治に反映されるでしょうから。
4、現行の衆議院における小選挙区・比例代表並立制を導入した理由の一つは、政権交代可能な二大政党を実現する事であったと思います。しかし思惑に反して二大政党になるどころか多くの政党が乱立している状態です。
今後、この傾向が変わるとは思えません。時の政策課題に応じて連立の組み換えを容易にしていくためにも、もう一度中選挙区制に戻すことを検討した方が良いのではないでしょうか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9e26cd34f990a4f1158edb0dbc01f279f73b9a19,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]