50歳以上の未婚者を対象とした調査によると、約9割が孤独を感じており、そのうち半数以上がパートナーを求めているものの、実際に交際相手を探して行動している人は3.8%に過ぎないことが判明した。この調査は東京都中野区の超楽長寿が実施し、全国の50〜79歳の未婚男女2000人を対象にしたもので、米国で開発された「UCLA孤独感尺度」を用いて孤独感を定量化している。「新たな関係性」を問われた際には、男女ともに同性の友人を望む回答が最多で、結婚相手を求める割合は最低だった。また、男性は将来的な恋愛や肉体関係を含む友情を求める傾向が女性よりも高い結果となり、男女間でニーズのギャップも明らかとなった。一方、男女共通で「安心感」を重視する声が多かったが、現実には新たな行動に移せていない人が圧倒的多数を占める。

高齢社会の中で、「孤独」の問題がこれほどまでに広範で深刻なのは、現代の社会環境と制度の欠陥を象徴しています。
9割以上が孤独を感じながら、交際を求める行動を起こせないという現状は、単なる個人の問題ではなく、環境や仕組みの不備に起因しています。例えば、働き方改革が進む中で、シニア世代が参加できる地域コミュニティや公共の交友機会は十分に用意されているでしょうか。また、マッチングサービスや婚活支援事業も主に若年層を対象とし、ミドル・シニア世代特有のニーズを真に反映しているとは言えない現状があります。
解決への糸口として、まず(1)行政や地域コミュニティが高齢者向けの出会い支援プログラムを拡充することが重要です。(2)また、デジタル技術に不慣れな世代が気軽に利用できるオフラインサービスの整備も不可欠です。(3)さらに、孤独感がメンタルヘルスに与える影響を社会問題としてもっと周知すべきです。こうした制度的支援と啓発は、今後の少子高齢化社会への適応の一環として避けては通れない課題でしょう。
孤独を「個々人の問題」として切り捨てるのは簡単ですが、共に生きる社会の一員として、それを「なぜ放置してしまったのか」と自問するべきでしょう。
この問題への対応には、先進国としての責任感と、次世代への冷静で力強いビジョンが求められています。
ネットからのコメント
1、孤独が必ずしも悪いとは言えない。相性の合う友人や家族と巡り合えることに越したことは無いが、人付き合いが億劫だったり、1人でいた方が楽しい人も現実にはいる。また、友達とは思ってもいないのに友達気取りで近づいてくる奴や、正論や常識が通用しない奴に関わる方が遥かにストレスだと思う。他者と関わることで被害を被るぐらいなら一人でいた方が良い。少なくとも、「1人でいる」ことを責めたり叩いたりする風潮は間違いだと思う。
2、ときめきより寛げる存在を求めるなら友達でよくないですか?自分なりの価値観や生活リズムが出来上がっている者同士一緒に暮らすのは大変です。寂しいと言う人の大半は老後の心配なんだと思いますが、相手が先に倒れないとどうして思えるのか‥寝たきりになった相手に尽くせるのは長年苦楽を共にしてこそだと思います。それぞれ自立して、困った時は助け合い、楽しみを共有していければ幸せなのでは。
3、寛げる存在の先はパートナーの介護も視野に入れないとと思うと、私は孤独を選びます。コメントされてる方がいましたけど、長年一緒に生活していたからこそ感謝の気持ちも込めて介護できるし、義両親もお世話できるけど、今から出会って、その絆を築けるかどうか…と考えると、いいとこ取りってわけにはいかないし、歳とって揉めるのも嫌だし、1人で良いや〜と思う。行動に移してる人はパワーあるなと思う。
4、試しにUCLA孤独感尺度をやってみましたが、高い点数になりました。ただ、質問内容を見ると、「一人でいることが気楽」「あえて周囲になじもうと思わない」といった価値観はあまり反映されないように感じました。例えば「周りの人となじんでいると感じる」という項目では、「なじんでいない」と答えると孤独感が高い方向になります。でも、「なじみたいのになじめない」のか、「なじむ必要を感じていない」のかでは、意味がかなり違うと思います。独身の人の中には、「一人のほうが気楽だから、あえて他人との接点を多く持ちたいとは思わない」という価値観の人もいるはずです。
そうした「一人でいることを苦痛と感じていない人」と、「人とのつながりを求めているのに得られず孤独を感じている人」が、どの程度区別されているのかは気になりました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8cae17b09070f419fa4e375382f167d72d6ccc52,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]