【事件概要】
2025年8月4日、衆議院予算委員会にて、立憲民主党の野田佳彦代表が石破茂首相に対し、戦後80年に向けた歴史認識の見解表明を「やり遂げるべきだ」と強く後押しした。背景には、自民党内から出た「核武装」や「ひめゆりの塔」に対する軽率な発言があり、戦争の記憶の風化が懸念されている。石破首相も前向きな答弁を示したが、自民党保守派からの強い反発が障壁となっている。
野田氏は首相の信念を汲み、「思いを致すことは大事」と訴えた。
【コメント】
戦争の記憶が意図的に薄められようとしているのなら、それは危険きわまりない国家的怠慢である。ひめゆりの塔や核武装に対する一部政治家の無責任な発言は、歴史への無知だけでなく、犠牲者への冒涜である。首相による節目の見解発出に対する自民党内の保守派からの反発も、もはや理念より党内権力闘争を優先している証拠だ。
本質的な問題は、歴史認識が政争の道具と化していることだ。これは制度設計の不備であり、見解発表の在り方が恒常的なルールとして確立されていない点にある。
改善には、①国家主導で歴史教育・記憶継承の義務化、②超党派による歴史認識機関の常設、③首相談話・コメントを定期発出する法的枠組みの構築が不可欠だ。
戦争の記憶を語ることは、未来の平和を守る防波堤である。
記憶を薄れさせる社会は、再び過ちを繰り返す社会である。首相の決断は、その岐路にある。
ネットからのコメント
1、>立憲民主党の野田佳彦代表は4日の衆院予算委員会で、石破茂首相が意欲を示す戦後80年に合わせた見解の発出に関する議論を取り上げ、「党内政局的にいろいろあるだろうが、やり遂げるべきだ」と首相を強く後押しした。党の事しか考えない人が党首だから、立憲を支持する人が伸びないのだと思う。もっと日本の事を考える事が出来ないのだろうか...と思うけど。
2、これが保守派の総理だったら絶対に言いませんからね。石破氏は過去に韓国で韓国が許してくれるまで日本は謝罪を続けなければならないと言った左の政治家ですから。早い話しが戦後70年の安倍談話をひっくり返してもらいたいのです。河野、村山談話に近い表明を期待しているのでしょう。国民はこのような総理大臣の続投を支持しているのだから日本は終わりですよ。
3、やっぱりって感じ。自民と立憲でやっていこうとしている。表向き双方上層部を批判しているが実質大連立。自民、立憲のコアな支持層は不満たらたらだろうがしばらくはこれでも行くしかないだろうなあ。
自民が割れて立憲が割れて政界再編が近いのかも。
4、この談話の件を置いといても、自公と立憲の連合の可能性が見えた感じがしました。比較第一党と第二党の党首が閉じた空間で話をしてお互いの最小公倍数的な手打ちをする可能性が出てきたなと感じました。本来小選挙区制の衆議院を考えればありえない選択だけど、党勢を失った両党の妥協案としては十分にあるでしょう。そこに投じられた国民の票なんて完全に無視してますけどね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/44ec976710c543bceb1c17a0a134eca802853fd0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]