8月1日、臨時国会が召集され、先の参院選で初当選した日本保守党の百田尚樹氏(69)と北村晴男氏(69)が初登院を迎えた。だが、その前後で問題となったのが、北村氏が7月23日から28日にかけて計21回にわたり、Xで石破茂首相を「醜く奇妙な生き物」と繰り返し投稿した件。SNS上で炎上状態となり、橋下徹氏も「誹謗中傷が酷すぎる」と批判した。
だが両氏は、初登院当日も「暴言とも思わない」「当然の言葉」と発言を撤回せず、騒動は沈静化の兆しを見せていない。
「言論の自由」を盾にした公人の暴言が、国民の信頼を損なう現実がここにある。北村氏による21回もの侮辱発言、百田氏のそれを当然視する態度は、常軌を逸している。民主主義の要である国会に送り出された議員が、公共の場で相手の人格を踏みにじる表現を使い、それを正当化する姿勢は極めて危険だ。
問題の本質は、国会議員としての自覚と公人としての責任感の欠如にある。SNSという舞台で注目を集める手法を、政治の場に持ち込むことは、政治の軽視であり制度の劣化だ。
まず必要なのは、議員によるSNS上でのヘイト的表現に対する倫理ガイドラインの策定。次に、誹謗中傷を繰り返す議員への懲罰制度の強化。そして、政党内部での自浄能力と候補者選定基準の厳格化が不可欠である。
税金で支えられる公人は、「目立てば勝ち」の時代を終わらせなければならない。侮辱を「当然」と言う者たちが立法府にいる現実は、私たちの民主主義への最大の侮辱に他ならない。
ネットからのコメント
1、両院議員懇談会で4時間半も延々と辞めろと言われ続けたのに、自ら辞めようとしない石破茂。近く両院議員総会が開かれるらしいが、普通の人間は開かれると決まった時点で辞める。憲政史上初めてリコールを受けた総理総裁として、歴史に名を刻むことになり本望なのだろうか。まさに奇妙な生き物と揶揄されても仕方のない所業だと思う。
2、北村さんはご自身の信念に基づいて行動されている。石破の表現も最初は暴言かと思ったけど、北村さんの説明を聞くとなるほどなと納得できる。そして石破が期待に応えるように奇妙な行動をとっている。常識ではありえない。さすがに神から与えられた使命を果たしたいにはひいた。北村さんには頑張っていただきたいと思います。
3、思っている事をはっきり伝える事は素晴らしいですね。多くの政治家は、次の選挙に影響するのが怖くて、オールドメディアに追及されると、直ぐに訂正や謝罪する感じがするけど、北村さんは、国益を考えた行動の一端だろうから、あの発言も納得出来る。
頑張ってもらいたい。
4、国会だけで無く、どこの組織でも会社でも経営者に対して誰も意見や提案をしない事がある。そういう場合は衰退の一途を辿っていく。裸の王様だと周りが見えなくなってしまうからね保守党には期待しています。国民の思っていることを代弁してくれているんだから、厳しい事はどんどん発信して欲しい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/859c6dad219502495ce4f2814c192a9195699831,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]