ウクライナとロシアの停戦成功をめぐるニュースです。以下内容を整理してコメントを作成します。
事件概要:ロシアのプーチン大統領がロシア正教の重要な祝日である復活祭に合わせ、モスクワ時間で1月11日午後4時から32時間の一時停戦を発表した。一方でウクライナのゼレンスキー大統領も同様の停戦を表明。しかし、両国とも停戦中に相手からの無人機攻撃があったと非難しあい、停戦実現が不発に終わった可能性が高い。クルスク州での攻撃で子ども含む3人が負傷したとロシア側が発表。一方、ウクライナ側もロシア軍が攻撃を続けたと主張している。戦争開始以降、停戦提案は両国により何度か行われたが、いずれも実現していない。

コメント:両国間で再び停戦が破られたという今回の事態は、極めて憂慮すべき現象だ。本来人道を目的とした停戦期間が、互いに疑心暗鬼と報復行為の場となっている現状は正常とは到底言えない。
そもそも停戦を呼びかけながら、その履行を保証する具体的な仕組みがないことが、問題の本質だ。常設の第三者立会い機関や停戦監視システム、報復行為を抑止するための即時制裁メカニズムの欠如が、疑念と死傷の連鎖を生んでいる。
解決に向けた第一歩として、両国が国際司法機関や国連の強制力を活用し、実効性の高い停戦監視システムを協議すべきだ。また、停戦中に起きた違反行為に対して責任を明確化する仕組みを構築する必要がある。さらに、一般市民の生命を守るため、最低限でも学校や病院、住宅地などの非戦闘区域を侵さないルールの遵守を徹底すべきだ。
この戦争が続く限り、「人道」という言葉さえも無意味化してしまう危機に直面しつつある。終わらない憎しみを止めるのか、それとも新たな悲劇に手を貸すのか。答えは明白だ。人間が人間であるならば、対話と透明性をもって、停戦合意を実現させるべきだ。
ネットからのコメント
1、イースター停戦は人道的には意味があってほしいが、実際には攻撃継続の報道もあり、これで和平が近づいたとはまだ言えない。むしろ印象的なのは、核を持つロシアですら戦争を自由に終わらせられないことだ。
核兵器は今も恐ろしいが、「持っている側が全部決める」というほど単純な世界ではなくなっている気がする。
2、トランプがこの戦争に関与しなくなった途端に両国で一時停戦が実現したことは皮肉だ。トランプは自身が大統領に就任すれば即、戦争終結できると言っていた。そして実際に両国にさまざま圧力をかけて停戦のため動いたが結局は実現せず、むしろイランに戦争を仕掛けて世界を混乱に陥れる始末だ。何がしたいのか?
3、「神聖な祝日だから」という理由を額面通りに受け取るのは危険だと思う。戦闘を一時的にでも停止するということは時間稼ぎとも考えられるので、再開後の大規模な攻撃を準備している可能性もある。できることならばトランプ氏を反面教師にしてプーチン氏には自重してもらいたいところだが、戦争を止める大義が見つからず作戦が長引いているだけのようにも見える。主要国はロシアに対して「逃げ道」を作りプーチン氏のプライドを傷つけずに戦争を切り上げる理由を与える方法を模索すべきではないか?
4、近現代の歴史でも宗教行事での一時休戦は第一次大戦での1914年の「クリスマス休戦」が有名だが、あれは前線部隊同士での取り決めであったり、夜に「きよしこの夜」を歌ってたら敵側からも聞こえてきたとか、朝には互いの食料や菓子類を交換したとか現場レベルの話であって、国家間での取り決めでは無かった。
(物資が枯渇し始めて戦線が膠着しており、春まで行動できなかったのも要因)また、ベトナム戦争での「テト攻勢」もベトナムの「テト(旧正月)」では大規模な攻撃をしてこないだろう、という米国の油断を逆手に取った大規模攻勢であり、戦術的には撤退で失敗となったが、米国本土の反戦デモの切っ掛けとなり、戦略的には重要な攻撃となった。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a3089796ae0586fec531be89eb50c0e1361cf39a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]