今年11月、東海テレビ放送の小島浩資会長(67)が関与したセクハラ問題が「週刊新潮」に報じられ、公的な調査が進められる中、12月24日に辞任が発表された。小島氏はスポンサー企業との会合で女性アナウンサーを交流名目で参加させたり、飲み会やカラオケといった場で、派遣社員に抱きつく、キスを迫るなど極めて不適切な言動を行ったとされる。
この問題を発端に、フジ系列局全体の職場体質やハラスメント問題が再び浮き彫りになったが、調査委員会は「セクハラであるとは認定できない」と報告している。小島氏の問題行動は公的な責任の欠落や倫理意識の低さを象徴するものとして、視聴者や関係者に深い失望を与えた。

この事件は【批判型】として対応します。
東海テレビ会長によるセクハラ問題と辞任が報じられる中、この一連の事態は、企業の倫理観と職場文化の深刻な欠陥を明らかにしました。上司の地位を利用して女性従業員に不適切な言動を強いる行為、それ自体が強権とモラルハザードの最悪の例と言えるでしょう。
本質的な問題は、セクハラを許容する組織文化の根深さです。「調査委員会はセクハラに当たらない」との結論を出したものの、根本的な疑問は残ります。職場での上下関係や立場の異なる人々の間において、言動を拒否する自由が保障されない環境は、権力の濫用を助長します。
また、公的責任を負う立場でありながら、自らの言動に対する無反省な態度にも目を向けなければなりません。
解決策として、第一に、職場内の倫理を徹底し、セクハラを根絶するための外部監査機関を設置すべきです。第二に、トップ層に対する全面的なコンプライアンス教育を実施し、公的責任意識を強化すること。第三に、従業員が声を上げやすい相談窓口を強化し、匿名性を担保した環境を整える必要があります。
公共放送の信頼性は社会を支える基盤です。その使命を果たすべき高位の立場にある者の不適切な行動は、信頼の崩壊を招きます。この事件は、モラル再構築への契機となるべきであり、徹底した改善を求める声がさらに強まるでしょう。
ネットからのコメント
1、セクハラ報道見て、個人的には10年も20年も前の酒席の件などを引っ張り出して、今の基準でバッサリ裁くのは、しっくり来ないところもあったが(石橋貴明のバブル時代くらいの時の件など)これは大分、最近の話で、さすがに昭和生まれの自分の感覚でも完全アウトですね。
2、年末になってもまだまだメディアの不祥事が止まらない。
記事中の件含め、日テレやNHK記者の不祥事も流れているが・・・厄介なのは、主要メディアの扱いが無い点で、相変わらず業界身内への忖度が強い点が伺える。結局、主要メディアやテレビ芸能ファンが蛇蝎のごとく嫌っている雑誌媒体などしか主要メディアに対しては報道として機能せず、その存在の重要性を知らしめる結果になっている。旧J事務所問題時にも「雑誌媒体しか報道として機能しない」という点は浮上していたが・・・多くの不祥事を経た今でも、メディアの人事や構造に大きな変化が無いが故に不祥事は続き、それを報じ続ける雑誌媒体らの存在感は相変わらず大きい。
3、地位と名誉はその会社の中だけにあり一歩外に出ればただのおじいさんです。今ころ港社長はなにしているかな第二の人生もまた同じ事がもし出来るとしたらまたやるのかな酒池肉林をあまりカッコ良くないなかなと思いますけど自分ほど見えないですから気をつけましょうね
4、アナウンサーをよんだスポンサー側も公表すべきではないか。こういうスポンサーがいるからだめだと思う。アナウンサーを営業に使うメディアの体質をかえるいい機会。
昔のことだからといって済ますのはよくない。そりゃ女性側に聞けば今後のことを考えたら、無理やりではなかったって証言するに決まっている。東海テレビもやっぱフジといっしょだね。なぜ、週刊誌報道の前に自主的に直せなかったのか。フジのときに気をつけていきたいと言っていたはずなのに。あれはウソだったてことだね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f6d7c7233d3b46b0004de28c9a2644e29ce73efb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]