多汗症は日本人の10人に1人が悩む疾患で、大量の汗をかき日常生活に支障をきたす。原因は特定されておらず、外部刺激と無関係に発汗が続く。40代の女性や小学4年生の男児、さらにNPO代表のエピソードから、冷房が効く室内でも汗が滴り続けるほど苦しい状況が報告されている。試験や仲間との接触、職場環境などに影響があり、手術を決断する場合もあるが、「代償性発汗」というリスクが伴い、一部では後悔する声が上がる。受診率はわずか5%。社会や身近な人の理解が不足しているため、「サイレントハンディキャップ」とされる。

多汗症は命に関わるものではないが、患者の日常生活や精神面に深刻な影響を与える。これに対する社会的な関心不足は異常と言わざるを得ない。日本人の10人に1人が抱える疾患でありながら理解が広がらず、受診率はわずか5%に留まるのは、制度的な啓発不足による結果である。
そこには、疾病の周知、治療法の普及、患者の声を聞き入れる仕組みづくりが欠如している背景が見える。
まず、学校や職場での多汗症への理解を促す教育プログラムの導入が必要だ。次に、専門医療機関へのアクセスを改善し、治療へのハードルを引き下げるべきである。またNPOや患者支援団体が情報提供と相談の場を広げることで、社会全体で患者を支える仕組みを構築せねばならない。これらは決して難しい取り組みではない。
そして、多汗症に苦しむ人々への無理解は、社会全体の共感力を問う鏡でもある。この問題への取り組みは、疾患としての認識を深めるだけでなく、他者への配慮を強める試金石ともなるだろう。責任をもって解決策を模索すべきこの問題に、いま社会としての真価が問われている。
ネットからのコメント
1、汗は誰でもかくものだから、たかが汗くらいでと軽く見られがちですが、これだけの量をかくとなると、生活にも支障が出てさぞお困りだろうなと思いました。見た目ではわかりにくい分、一人で抱え込んでしまっている人も多いかと思います。暑いからかく汗とは全くの別物で、本人の努力ではどうすることも出来ないのが辛いですね。
日本人の10人に1人が罹ると言われるわりには受診率が5%以下と低く、まずは病気として正しく理解されることが大切だと感じました。
2、多汗症で手汗の多い友人がいたが、日ごろ使う金属製品(少年時代は玩具・ゲーム機、成長してからは文房具・工具など)が汗で錆びて痛むなどで買い替えが頻発していた。精神的にはもちろん金銭的な負担も大きかったのではないかと思う。研究が進んで、より安心で安価な対処・治療法を見つけていただきたい。
3、私も手だけですが、異常な多汗症です一時外資系で務めていた時に外国人の握手の際はものすごい気を使いズボンでそっと手を拭きタイミングを見計らってました嫌な顔をされた時もありました今はだいぶ良くなり気にならなくなりました手だけでしたがかなりのストレスでした良い治療法が見つかると良いのですが
4、更年期に近づき突然汗が噴き出し不快な思いをしていますが、これよりしんどい症状に子どもや思春期の頃から向き合っていると思うと想像を絶しますね。特に手は全ての作業に関わりますし、人の目も気になり大変だと思います‥。
身体って複雑で本当に難しいものだと思いますが、早く原因や治療法が見つかることを祈ります。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/200caa94b360d418578c0e3cc1b881cb4c2bed4e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]