原子力規制庁の検査官が、2023年2月17日の九州電力川内原発(鹿児島県)での意見交換会において、九電担当者に対してどう喝とも取れる発言をしたことが発覚しました。この発言は、技術的根拠を欠いた主張の押し付けとも指摘されており、九電はこれが大きな業務負担を招いたと訴えています。一方、規制庁幹部は「検査官と発電所は対等であるべきで、議論を尽くすべきだ」との指摘を示し、検査官の言動を問題視。ただし、現時点で処分は行わない方針が示されています。この問題は、原発の運営や安全性確保に対する信頼性にも影響を及ぼしかねない事態であり、厳しい批判を浴びています。

今回の事案は、原子力の安全規制の根幹を揺るがす問題です。検査官が、技術的根拠を示さず威圧的な態度で議論をねじ曲げる行為は、監視役としての中立性や信頼を損なうものであり異常です。
本来、規制機関は厳格かつ公平であることが求められる立場ですが、その体制が不透明で劣化している構造が露呈しています。
問題の本質として、第一に規制庁内部のチェックシステムの欠如が挙げられます。不適切な振る舞いを防ぐ監査機能が機能していない現状では、ミスコンダクトが繰り返される可能性が高いです。また、原発の安全規制という極めて重要な領域において、その信頼性が揺らぐことは国民への不信感を招く大きなリスクを孕んでいます。
これを改善するには、以下の対策が必要です。
規制庁内部における独立した監査チームを設置し、検査官の行動を定期的に審査する。検査官に対する倫理教育や専門的な議論スキルの向上を義務付ける。不適切な行為があった場合の具体的な処罰基準を明確化する。このような無責任な行為が継続されれば、国民の生命と安全を守るべき原発規制制度そのものを形骸化させてしまいます。その信頼を回復するには、徹底した改革が求められます。健全で透明性ある仕組みこそが、未来への土台なのです。
ネットからのコメント
1、時期や具体的内容が明らかで無いならば当然、共同通信はもちろん既存メディアは詳細な取材を続行して、真実を伝えてくれるんだろうな?恫喝された側が電力会社だから、と尻窄みな言及になることだけは勘弁して欲しいね
2、現規制庁職員のうち元JNESの職員は、倫理観に問題がある、ハラスメント体質である、業務遂行能力が著しく低い、という方が多いです。JNES時代、採用がうまくいっていなかったにも関わらず、まとめて規制庁職員にしてしまったツケでしょう。最近も飲酒運転や非公表情報が登録されたスマホを海外で紛失するなどの問題を起こしている組織。元JNESを切り離し再編することが、規制庁の改革となり、ムダな人材への税金投下も減らせるのではないでしょうか。
3、別の記事のコメントにも書きましたが、当該の面談記録より抜粋以下抜粋・ある検査官は、発電所側の説明を理解しようともせず、技術的な根拠を示すこともなく、自分の主張を押しつけるようなことがあった。時には、感情的になり、発電所側担当者に対して恫喝ともとれる言い方をしたこともあった。また、発電所側に説明を求めつつ、説明の前に、「説明は聞くが、自分の考え方は変えない」といった発言も当該検査官からあった。・当該検査官の主張に沿った対応をするために発電所側担当者複数名が一定期間かかりきりになり、かなりの負担となった。
・発電所の安全性を向上させていく上で、検査官と技術論で議論することは必要と考える。見解が異なる場合でも技術的根拠をベースに建設的な議論を実施してほしい。また、発電所側の説明を聞く前から、理解しようとしない姿勢を検査官から示されると、説明する意味がないと感じてしまう。
4、今回のケースは詳細が解らないですが、検査官の中には誤った解釈にこだわり議論が噛み合わない人がいるケースがあり、その場合はかなり難儀することもあるでしょう。検査を受ける側としても、トップや担当役員も含めて、予め検査要領や関連法令及び実施基準などを読み込んで、検査側の論理を踏まえた上で臨んだ方がよいと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/70d8d9eae92e5e1c74c11ee8631fff6069fae54c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]