東京都のドクターヘリが4月以降運航を休止することが発表されました。休止の理由は、整備士不足により運航事業者が確保できないためで、過去にも運休が続いていた状況から新たな受託先を探したものの、見つからなかったためです。このヘリは多摩地域の17市町村を対象として24年度には1566回出動し、341人を搬送するなど重要な役割を担っていました。同局担当者は代替手段として陸路や消防ヘリを活用しつつ迅速な再開を目指すとしています。

整備士不足を理由にした運航休止は、公的医療体制の欠陥を浮き彫りにしています。ドクターヘリは多摩地域の広い範囲をカバーし、命を救う重要な役割を担ってきました。整備士の不足や運航事業者の確保失敗は、大切な医療インフラへの投資が不十分であることを露呈しています。まず、整備士養成に向けた官民連携の推進が急務です。
また、全国的な整備士不足に対応するため、国レベルでの政策的支援も必要ではないでしょうか。さらに、緊急輸送を担う他の手段(例えば、消防ヘリとの連携強化や地域輸送システムの改善)を検討すべきです。このような社会的課題を放置することなく、現場で闘う人々と患者の安全を守る仕組みを取り戻さなくてはなりません。信頼できる医療体制の再構築が、社会全体の安全を支える鍵となるのです。
ネットからのコメント
1、プロジェクションマッピングのような話題性重視の事業に予算を使う余裕があるなら、まずは医療インフラを安定させるべき。ドクターヘリは「あると便利」ではなく「ないと困る」もの。整備士不足は全国的な課題でもあるのだから、補助のあり方や待遇改善まで踏み込む必要があると思う。命に関わる分野こそ、最優先で守ってほしい。派手な事業より、まずは命を守る仕組みを止めないこと。税金の優先順位を間違えてはいけない。ドクターヘリが止まるという事実を、もっと重く受け止めるべきだと思う。
2、国がお金をかけるところは、こういうところだと思います。
防衛力も必要ですが、これでは元も子もないのではないでしょうか?自衛隊のヘリや、選挙遊説のためのチャーター機は動かせても、日本の首都のドクターヘリが運休って、笑えないジョークではないでしょうか?
3、「整備士」としか書いてないので勘違いしている方が多いですが、 機体を整備するためだけに乗っているわけではありません。パイロットの補佐をするための要因が整備士なのです。事故防止の対策として国の定める運航基準で、ドクターヘリにはパイロットの補佐役として整備士が同乗することが必須となって、昨年から人手不足が表面化しています。ドクターヘリや防災ヘリでパイロットの補佐をする整備士になる資格を得るには、5年以上の実務経験などの様々な条件があり、お金を出せば解決する問題ではありません。
4、今回の件で重いのは、ドクターヘリが止まる理由が機体の問題ではなく、整備士不足で運航体制を維持できないという点だと思います。航空は、機体さえあれば飛ばせるものではなく、日々の点検や整備、安全管理を担う人がいて初めて成り立ちます。
これは「空飛ぶクルマ」など新しい航空モビリティを考える上でも示唆的です。新技術の開発は大切ですが、実際に運用するには整備や運航を支える人材が必要です。人命に直結するドクターヘリですら支えきれない現実を見ると、華やかな将来像だけを先に語るのは違う気がします。新しい乗り物を否定するのではありません。まずは、今ある重要な航空インフラを安定して維持できる体制を立て直すことが先なのではないでしょうか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ef1b27f7a92de9c494da25250f08e2b9adb5e8ff,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]