300字以内の事件概要:3月3日、松本文部科学相は、日本の研究力向上を目的とした「国際卓越研究大学」に京都大学を認定する方針を発表した。東北大学と東京科学大学に次いで3校目となる京大には、2023年度分として約200億円、最大25年間年間数百億円の助成が予想される。京大は昨年申請した計画を改善し、小講座を廃止してデパートメント制への移行や、研究評価に基づく資金配分制度を導入。目標として博士号取得者を現在の約690人から2100人に増やし、引用回数上位10%の論文割合を約2倍にすることを掲げる。一方、申請した他の東大は継続審査となる。

政府主導の取り組み自体は評価できます。研究力強化を掲げる京大の方向性も確固たる意志を示しており、その目標は理にかなっています。しかし、制度設計の条件付き認定や助成金配分の透明性には疑問が残ります。
特に10兆円の大学ファンドから流れる助成金の運用が公正かつ効率的に行われる保証がなければ、その恩恵は偏りを生み、結果として日本全体の研究力の底上げが実現されない懸念がある。さらに、デパートメント制への移行といった組織改革が、現場の負担や混乱を招く可能性も考慮すべきです。
これら問題に対し、まず政府は助成金の具体的な運用方針を透明に示す義務があります。また、教育現場における改革の影響を最小限に抑える調整が急務です。最後に、卓越大としての基準や審査プロセスも明確化し、他大学も公平に選考されるシステムへと再構築すべきでしょう。
結果的に、こうした課題の解決なしでは国際卓越大という制度自体が、日本の研究力強化という大義から乖離した形で形骸化する危険すら孕んでいます。政府と大学は社会全体の利益を見据えた慎重な運用を求められる立場です。
ネットからのコメント
1、ノーベル賞受賞者を多数輩出してきた京都大学の独自の自由な研究環境が、この巨額の資金によってさらに強固になることを期待したいですね。近年は研究費の削減や事務負担の増加で日本の大学全体の地盤沈下が叫ばれている中、こうして世界と戦える拠点へ集中投資されるのは必要なことだと思う。
京大らしい尖った、ユニークな研究がここからたくさん生まれてほしい。
2、国はちゃんと予算をまわしてあげてね。IPSの山中教授が寄付を募らなきゃならないとか悲しくなる。レジャーランド化しているFランに補助金など出さず、地方国立にもちゃんと予算をつけてあげてください。
3、日本では「最高偏差値学部」と褒めたたえられる、東大理3。同じ東大生でさえ「理3はレベルが違う」と仰る。そのほとんどは医学部に進学されて医師や研究者におなりだ。しかし、この東大理3・医学部出身者からは、ノーベル賞受賞者は一人もいない。東大出身者で受賞しているのは教養学部や理学部出身者だ。で驚くべきはこの東大・理3医学部出身では「世界の5大医学賞」の受賞者さえ一人もいない。京大医学部や阪大医学部など他の医学部からは受賞しているのに。この5大医学賞と肩を並べると言われている「クラリベイト引用栄誉賞」だと、愛媛大学医学部、宮崎医大、富山大学医学部など地方の医学部でさえ輩出している。それなのに、理3医学部は一人もいない。世界的に名のある大学医学部で受賞者0は東大だけだ。
だけど、国からの支援は桁違いに多い。
4、どれだけ日本人の研究者に恩恵があるかですよね結局はアジア系の外国人研究者やその家族にばかり助成がいっているし、ただの語学教師では予算も機会も活かしきれてないのが現状ですね指導側にはCLILが出来る先生、各分野の専門家が必要で…なかなか難しいです
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4c7ca125c232e1ae2b6b7fbf5170d7d65be75204,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]