"義母が家を売った日" 第7話
けれど、その言葉はかった。
「私にとって、血はつながっていなくても、ゆいさんは娘なの。族なのよ。2度とその顔を見せないでちょうだい」
結局、元夫は警察に連れていかれた。
その、私と義母は宣言通りを売り、引っ越した。着信拒否だけでなく、私と義母の携帯話も買い換え、ようやく完全に元夫と縁が切れた。
社さんと義母の関係は良好なままだったため、元夫のそのについては、しだけに入ってきた。
どうにもならないと悟った元夫は、私たちを諦め、職と自宅をき来する活に戻ろうとしたらしい。
しかし、会社に損害を与えたとして、まもなく職を失った。
再就職活をして何とか次の職に入ったものの、そこでも女性問題を起こした。騒はきくなり、また自主退職。
次々と転職したが、そのたびに女性問題を起こしたらしく、業界内ではろくでもない男として名になってしまったそうだ。
かつて結婚できたこと、若い女性と付きえた頃の自分を忘れられないのか、元夫はすっかり「昔はモテた」という話しかしなくなったらしい。
倫自など、誰も好き好んで聞くわけがない。
元夫はどこへっても孤し、精神に追い詰められていった。部で暴れたり、迷惑為を繰り返した結果、とうとう賃貸も追いされたという。
広告
今は、その暮らしのような活を送っているらしい。
仕事も、族からの信用も、すべて失った。
周りに助けてくれるもいない。
落ちるところまで落ちれば、自分がどれだけ恵まれていたか、周りのにどれだけ助けられていたか、いつか分かるのかもしれない。
あまり期待はしていない。
それでも私は、れた所で、元夫がいつかそうえるが来ることを願っている。
私と義母は、しいで穏やかに暮らしている。
具やをしいものに買い換え、2で模様替えを楽しんだ。義母のもだいぶ良くなり、にられる会も増えた。
久しぶりに自分ので歩いた、義母は空を見げて微笑んだ。
「歩けるって、当たりのようでとても幸せなことよね」
私は隣できくうなずいた。
普通の々が、どれほど幸せなものか。
義母と過ごすで、私は改めてそれを実している。
これからも義母を見習って、いろんなに謝し、目のの幸せに目を向けてきていきたい。
血がつながっていなくても、族になれるはいる。
そして血がつながっていても、族でいられなくなるもいる。
私にとって義母は、これからもずっと切な母だ。
この平な活が、しでもく続くこと。
今の私の1番の願いは、それだけだった。
― 完 ―