2025年11月19日、東京ディズニーリゾートのアプリに関する不具合の報告がSNS上で話題となった。11月15日に発生したこのアプリ不具合により、チケット購入やアトラクションの予約が困難になり、多くの利用者が不満を漏らした。アプリの問題は園内でのスマートフォン利用増加にも関わる。最近、スマホでの予約が前提とされるテーマパークが増える中で、手続や利便性に関する意見は賛否分かれる。

デジタル化された運営体制は、利便性向上を目的としているが、現実感を伴う手続きが世界観を損ないかねないとの指摘もある。現実との違和感が利用者から反感を買い、SNSを通じて広まることで運営への信頼低下にも繋がっている。

アミューズメント施設のデジタル化がもたらす問題は、単なる利便性の欠如に留まらない。まず現状の説明として、スマホ依存の観覧体験がテーマパークの本来の非日常感を損ねている異常が明確化された。背景にある問題は、デジタル化推進がアプリ操作の過度な複雑化や、顧客体験の一貫性不足を招いていること。解決に向けては、シンプルで直感的なアプリUIの再設計、アプリを通じた顧客体験の統一感向上、バッテリー問題への技術的なサポートを示すべき。スマホの過剰使用がエンタメ体験を現実に引き戻してしまうことへの対策が必要だ。

この矛盾は、観光施設が提供する夢と現実のギャップを明示し、ユーザー体験の低下を招く結果となっている。運営側は、こうした課題を直視し、顧客の期待に応える施策へと迅速に転換すべきである。

ネットからのコメント

1、アナログに戻せとは思わないけど、紙のマップは有料でもいいから欲しい。スマホを立ち上げなくてもパッと全体を見れるし、ショーやパレードの時間も書いてあると嬉しい。万博でも結局一般の人が作った地図が流行ったみたいだし、デジタルと組み合わせてほしい。

2、折角きたテーマパーク、景色や空気を楽しみたいけど、アプリとにらめっこ。アトラクションに乗りたくて狙ってにらめっこ。アプリがあるのに、そのアプリを使いこなすために事前に情報収集が必要。情報収集しても足りなくて、結局アプリ使いながら現場でも検索する。アプリで全部説明してくれないの！？ってなりました。もちろん、リアルタイムにアトラクションの待ち時間がわかったり、ファストパスのための移動（これも途中で何かに出会えたりするので、個人的には好きでしたが）の体力など、良い面もありますが、うまく両立して欲しいなと思います。

Today買うか自分で印刷して持っていけるとか、紙で欲しいですよねー。

3、11月15日にディズニーシーに行ったのですが、まさかの丸一日、アプリの不具合メンテナンス。レストランの予約もモバイルオーダーもダッフィーのお店の入店予約、パレードの抽選、プライオリティパス全て使えなくて、打ちひしがれました。しかし、意外に良かったです。ダッフィーのお店は予約なしで入れてもらえ、プライオリティパスがない分、普通に並ぶところが早く進み、パレードの抽選枠のところで、鑑賞出来、歩きスマホ、スマホを見ている人も少なくて、アナログな1日で、最高でした。デジタル苦手な人向けに、アナログの日を作ってほしいと思ってしまいました。

4、先週、両親と子どもを連れて3世代でクリスマスのディズニーシーへ行きました。私自身がパークに慣れているのでチケット取得からモバイルオーダー・DPA取得など全部行えましたが、前知識もなく「初めてor久しぶりのディズニーだ！」という人が気軽に楽しめる環境では到底無くなってしまったなと改めて実感しました。ショー抽選やファストパス取得、オンラインショッピングなど便利になった部分は間違いなくありますが、結局それがうまく使えないと「高い金払ったのに何もできなかった！」不満に繋がってしまうんですよね。

アプリ導入自体は賛成派ですが、正直初めて使う人や慣れていない人には非常にわかりづらく不親切な設計だとは思います。コストかけてでも、公式アプリの使いやすさ・繋がりやすさは改善してほしい。