事件概要:
10月17日、イランのアラグチ外相がホルムズ海峡は「完全に開かれている」と投稿した直後、ペルシャ湾に停泊していたタンカーが同海峡への航行を開始。しかし海峡接近時、イラン海軍からの警告や武装した小型艇による発砲を受け、多くの船がUターンを余儀なくされた。同地域では錯綜する情報による混乱が続き、インドやイラン当局から通航許可が伝えられる一方、イラン側は海峡封鎖を宣言。17日からの約48時間で、海峡を通過できた船は少数にとどまった。18日にはインド大使が呼び出されるなど外交緊張が高まり、イランと米国の対立も原因となり当該地域の情勢は一層悪化。最終的に多くの船が通航を断念し混乱が収束した。
コメント:
ホルムズ海峡を巡る今回の混乱は、国際貿易の生命線を直接脅かす非常に危険な事態だ。イラン外相や米国大統領の「海峡は開かれている」との発言も、真偽が不明確で現場での通信や指示が錯綜。結果として、多くのタンカーが不必要な危険にさらされた。本質は、ホルムズ海峡を政治的駆け引きの道具とする姿勢そのものにある。
一方、各国政府や船主側の情報整理と伝達の不備も見逃せない。
解決策は明確だ。第一に、ホルムズ海峡の航行状況についての一元管理を国際的に進め、全船舶に対するリアルタイムの情報提供体制を構築すべきだ。第二に、緊張緩和に向けた米国とイラン間の対話の再開を推進する必要がある。第三に、船舶自身の安全確保のため現地での専用ガイドや安全保障チームの運用を拡大すべきである。
このような国際的な問題を放置した場合、石油や貨物の供給網の寸断が引き金となり、さらなる経済的混乱を招くだけではなく、乗組員の命をも奪う。ホルムズ海峡が政治的ゲームではなく平和のシンボルとしての役割を取り戻すべき時だ。
ネットからのコメント
1、現状はホルムズ海峡の船舶が人質として機能させられている。停戦について話し合うのであれば、まずは湾内の船舶を解放してからでないと、イラン側は国際世論の支持を得られないのではないか
2、かつては世界の警察と言われたアメリカですが、イランと共に行っているホルムズ海峡の封鎖は、例えるなら競技場に紛れた数人の容疑者との交渉のために、会場を封鎖して観客5万人を餓えさせるようなものです。
アメリカにもイランにも、世界的視野で状況を見れる人がいないようですね。トランプ大統領には何も期待できませんが、周囲の政権幹部まで世界中の視線を裏切るのであれば、共和党は終わりだと思います。
3、ホルムズ海峡の「航行の自由」を目指す有志国会合に高市総理は欠席。会合には英仏独伊、韓国、オーストラリアなどの首脳級が対面やオンラインで出席した一方、高市首相は書簡メッセージを送るにとどまった。国会にもあまり出ず、「働いて働いて働いて」はどうなったんだろう。
4、アラグチ外相の発言に加えトランプ米大統領がホルムズ海峡は開いていると言ってもイランの革命防衛隊は認めない可能性があると言われていた。両国の再交渉の日時さえも決まらない状態だし、もし交渉がが行われても簡単には合意にならないでしょう。海峡内に留まっている船員たちのストレスはすごいと思うし、ずっと物流が動かない状態だと各国経済がますます疲弊する。アメリカとイスラエルがイランを先制攻撃したことで世界が迷惑している。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b6ad2164c76e2418f0f1d1512b01856884041e00,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]