愛知県警捜査4課の男性警部補と男性巡査部長が、暴力団事件捜査において虚偽の供述調書を作成し、裁判所に差押許可状を請求した疑いで書類送検されました。事件は2025年4月に発生し、関係者に容疑者の顔写真1枚のみ提示したにもかかわらず、供述調書では「5枚見せた」と虚偽記載がされていたとのことです。容疑を認めている2人に対しては、それぞれ減給処分が下されています。愛知県警は「信用失墜」と謝罪しています。

この事件は公正な司法制度を根底から揺るがす重大な問題です。警察が虚偽の調書を作成し、裁判所へ提出する行為は、捜査の正当性を損ねるだけでなく市民の信頼を著しく傷つけます。特に暴力団事件という重大事案でこのような操作が行われれば慎重であるべき捜査が歪められ、司法制度そのものが機能不全に陥る危険性があります。
今回の問題の本質は捜査現場の透明性欠如と組織内の監督体制の甘さです。
法律を守るべき警察が法律違反を犯す事態は、監督責任者の無策も問われるべきです。さらに「わずかな減給」のみで済ませた処分では、再発防止への抑止効果を期待することは困難です。
具体的な解決策として、まず捜査過程の記録を映像で残し、供述調書の裏付けを強化する制度を確立するべきです。次に、虚偽行為への処分基準を厳格化し、刑事責任の範囲を明確化する必要があります。そして、警察内における第三者的な監察制度を導入し、捜査現場を独立して監視する枠組みを整備するべきです。
法を司る者が法を偽る行為は、市民の信頼を損なうだけでなく、法治国家としての根幹を揺るがします。このような行動が許される余地がない社会を築くべきです。
ネットからのコメント
1、暴力団を無くしたいと思う気持ちが強くてやってしまった、と庇う気持ちもわからないでもないが、こんな事が日常的に行われているかと思うと背筋が寒くなります。なんかの犯罪で捏造された証拠を作って逮捕されて全く身に覚えもないのに拘束されてしまって、言い訳無用の冤罪が確定してしまう事も十分考えられます、権力を持った人間たちが権利を行使する際の厳しい方のルールと徹底をして欲しい。
2、これは減給程度の処分でいいのか?暴力団を取り締まりたい気持ちは分かるけど、いわば裁判所を騙して令状を出させたって事だよね。証拠の捏造よりはましだけど詐欺行為だし、何よりも証拠主義の司法制度の信頼を揺るがしかねない不祥事だと思うんだけど。
3、一般人の時には氏名を記載している時が多いのですが、警察官の場合はなぜ、氏名を出さないのでしょうか?記載する、しないの基準はどのようなものか気になります。
4、警察官の懲戒処分については自衛官の懲戒処分より甘いと考える。依願退職も処分前に退職できる警察官と処分後以降に退職が認められる自衛官では差別ではないかと思うがどうなんだろう大半が地方公務員と全員が特別職国家公務員の違いなのかな
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2c0632e73f0f7cb713e155abd292c746631deb85,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]