医療機関のクラウドファンディング(CF)活用の増加について、ニュース内容をまとめた概要と分析を以下に記載します。
事件概要:
全国各地の医療機関で、赤字経営を補うためにクラウドファンディング(CF)を活用する事例が広がっています。2025年のCF調達資金は10億円を超える見込みで、医療資材や人件費の高騰で厳しい経営状況が続く中、地域資金を募る動きが進展。一例として、北九州市立八幡病院が昨年10月、救急車更新を目的に2千万円を目標としたCFを実施したところ、約760人から4750万円が寄せられました。2024年度の同病院の赤字は約15億1千万円と過去最大規模で、診療報酬改定による3.09%の引き上げだけでは追いつかない経営課題に直面しています。専門家からは診療報酬制度や財源配分の見直しを求める声も上がっています。

コメント:
医療機関が地域住民の支援に頼らざるを得ない現状には深刻な問題が潜んでいます。本来、医療は国の公共サービスの一つであり、その持続可能性を個人の善意に依存する状態は異常です。現在の診療報酬制度では物価変動を適切に反映できず、医療経営を不安定にしています。加えて、災害対応や高齢化社会に伴う医療需要の拡大に対して、国からの十分な財政支援が追いついていません。
この問題の本質は、医療財源配分の不均衡と制度設計の不備にあります。対策としては、①診療報酬を物価動向に柔軟に対応させる仕組みの導入、②医療機関の役割に基づいた財源配分の見直し、③持続可能な医療財政を確保するための新たな国民的議論の推進が必要です。
命を守る医療現場が適切な財政基盤を持てない現実は、私たちの社会の価値観を映す鏡です。本質的な制度改革によって、クラウドファンディングが「助け合い」の枠を越えて医療財源の根幹にならないようにする必要があります。社会全体で、この課題に向き合う覚悟が求められています。
ネットからのコメント
1、診療報酬は少ない看護師の給料少ない。
給料出せないからパートばっかり集めて夜勤や遅出が出来ない職員ばかりで夜勤出来る職員にしわ寄せ。しかも賃金安いから人がいない。病院も職員も悪循環極まりない。もう手遅れだけど医療介護は見直すべき。
2、普通に診療してて赤字になる、国の診療報酬の低さが全て。社会保障費の抑制はわかる。今後の課題として取り組むべき話だと思う。だけど、この物価高騰で3%アップの診療報酬で賄えるはずがなく、相対的に診療報酬抑制を行うのはどう考えてもおかしい。病院だってエレベータやトイレなんかのリフォーム、壁の塗替えだってする。エアコンだって壊れるし、電気ガス水道も上がる。全てザラに2−3割上がってるけど、どこからひねり出せばいいのでしょう?医療機関の苦境、お金のない逆境に耐える医療従事者の頑張りを真剣に考えてほしい
3、医療機器や施設改修費に必要な費用なんて本来は診療報酬の中に含んでおくべきものだと思うのだが、それを医療従事者にCFなどで穴埋めさせるというのは何か違う気がする。医療従事者が経営努力の一環としてCFなどを活用すること自体は悪いことではないのだが、これならば医療法人の収益事業禁止といった法律を一部緩和した方がましなのでは?これを美談にするのは何か違うと思う。
4、赤字分をクラウドファンディングで補填すること自体が根本的におかしい。国の定める料金体系で正当な報酬が得られないと言うことは、国は医療機関を積極的に潰そうとしていることと同義な訳で、保険診療機関は大人しく廃業していきその責めは国が負うべき。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9c8a0a00c6b682c1cd0ac2dbddb20e0ea0279aac,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]