靖国神社で「人間魚雷 回天」をモデルにしたキューピー人形が販売されているというSNS投稿が拡散しました。これに対し、靖国神社は19日、同人形の販売を否定しました。この投稿は、第二次世界大戦で日本軍が使用した特攻兵器「回天」を題材にしたキューピー人形の画像と共に広まり、議論を巻き起こしていましたが、靖国神社はその取材に対して「御取り扱いございません」と明言し、過去にも販売したことはないと主張しています。
2009年には似た商品が民間企業より発売されましたが、社会問題化し早々に販売中止となっています。なお、靖国神社のオンラインサイトでは「回天」をモデルにしたピンバッジが販売され、境内の遊就館に実物が展示されています。
この報道は、戦争の記憶と商業化の葛藤を露呈しています。「回天」のような特攻兵器には、多くの命が犠牲となった歴史的背景がありますが、それを軽々しく商業商品にすることは、その本質を見失わせる恐れがあります。靖国神社が実際には販売していないと明言したことは重要ですが、このようなデリケートな記憶を巡る商品開発には、社会的感度が必要です。第一に、歴史的事象を基にした商品開発は、より慎重な倫理的配慮が求められるでしょう。第二に、誤った情報が拡散されないための適切な情報伝達が不可欠です。
そして、公共の場やオンラインでの歴史的展示や販売物には、教育的意義を含むよう設計されることが望まれます。この事例を通して、歴史と商業化の境界について新たな視点と議論が必要です。社会の価値観と商業利益が交差するこのような場面で、私たちは何を大切にするべきなのか再考する機会となるでしょう。
ネットからのコメント
1、元宝塚女優の毱谷友子さんがXで拡散されているようです。「靖国神社で売られていた」と明言されていますので、ご自分の購入体験に沿った書き込みと思われます。靖国神社は販売を否定していますので、虚偽の情報を拡散されているのであれば靖国神社に対する悪質な嫌がらせ行為といえます。
2、以前に一般企業が神社の参道で販売していたというのをしっかり伝えるべきだ。靖国神社が非人道的な事をしていたと言いたいだけなんだろうけど、事実を適当に伝えるのは配信元にも責任は十分にある。
3、つまり整理するとこう。・2009年に「回天キューピー」「桜花キューピー」が本当に発売された・ただし発売元は靖国じゃなく、キャラクター雑貨を手がける一般企業・発売直後に「不謹慎すぎる」と社会問題化、即中止・靖国神社の売店で売られていた事実はないで、SNSで今出回ってる画像は、発売当時に流通した実物や、その写真がネットで再流通してるだけ。
これに「靖国で売られてる」とキャプションつけて拡散されたことで、デマが炎上燃料として再利用されてるわけ。いわば「歴史の残業案件」が勝手に机の上に戻ってきて、また押し付けられた感じ。社畜にとっては「いやその仕事、もう十数年前に終わってますけど!?」って叫びたい案件ですね「商品は実在したが靖国販売説は嘘。SNSの再燃焼案件」。これが真相。まさに社畜の残業地獄みたいな、無限ループ型炎上案件ってわけですわ
4、靖国神社行ったことあるけど、見たことがない。一企業のキャラクターグッズを靖国神社だけで売るのも不自然。事実は分からないが、靖国神社なら何を言ってもいいわけじゃない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/aa43959b161cf68098e7f0b3182e2d0b9a37a547,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]