【事件概要】
2025年8月3日放送のフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」で、橋下徹氏は石破茂首相の続投に関する世論調査結果について私見を述べた。参院選での自民党の大敗を受け、党内では石破首相の責任を問う声が高まっているが、FNNの調査では「辞任すべきだ」47.
7%に対し、「辞任しなくてよい」44.2%と意見が割れている。特に自民党支持層では「辞任しなくてよい」が73.3%と高く、橋下氏は「組織に対する批判が強く、個人責任と見ていない意識がある」と分析した。
【コメント】
今回の事態が示すのは、政治家個人に責任を転嫁することで組織の腐敗や制度の欠陥が見過ごされてきた日本政治の構造的問題だ。石破首相の進退が注目される一方で、「政治と金」の問題を含む自民党全体の体質こそが批判されるべきであり、橋下氏の指摘は的を射ている。問題の本質は、党内の自浄作用の欠如、選挙制度が生む派閥政治、そして責任回避が横行する文化だ。対策としては、①資金管理と透明性を強化する法制度の抜本的改革、②党内ガバナンスの刷新と第三者機関による監査導入、③リーダー交代を巡る明確なガイドラインの制定が急務である。
誰か一人を替えて終わりではなく、腐った土壌を掘り返す政治的勇気と構造改革こそが、信頼回復の鍵となる。表面だけを変えても、根は腐ったままだ。
ネットからのコメント
1、石破さんの総理大臣になるまでの発言に期待感を持っていた国民が多く、前回の自民党総裁選の時期の世論調査では、石破さんはトップだった。しかし、いざ総理大臣になったとたんに、それまで言ってきたことは実行せずに、違うことをやっていることがわかり、この人の言うことは信用できないと、重要選挙で国民の審判が下ったということだと思う。その石破さんを選んだという意味で、自民党にも問題はあることは確かだと思う。
2、フジテレビとその子会社のカンテレは橋下徹氏をいつまでコメンテーターとして起用し続けるのだろうか。橋下氏は維新の創始者であり、自身の悲願だった大阪都構想が住民投票で反対の意志が下ったことから政治家は引退した。しかし乍、公共の電波を濫用し隠然と維新と視聴者に影響力を行使している。大阪副首都化を実現するために自公との連立を煽動しており、到底看過できない。橋下氏を寵愛していた日枝氏が役員や代表の立場から退いているにも関わらず橋下氏の降板の話が出てこないのも、フジテレビの現経営陣が懲りずに日枝氏を未だに忖度していると疑わざるを得ない。
橋下徹氏を起用すること自体、偏向報道を垂れ流していることに他ならないのだ。
3、選挙三連敗は確かに石破首相だけの責任ではなく、自民党という組織に対する不満だとは思いますが、その自民党を立て直すと言って総裁になった結果、国民から見切られたのだから退陣すべきです。また、野党も参院選の結果を踏まえ、石破首相とは協力できないと言っているのだから、国政も止まってしまいます。石破首相は退陣し、自らが適任と思うなら出馬してもよいから、総裁選により新総裁を選び、野党と首班を競うべきです。結果、下野したらそれも民意です。これが憲政の常道であり、政治家の矜持ではないでしょうか。
4、現状のまま石破内閣が続くなら、今年度予算時に比較的安価で済む高校教育無償化を取り入れ、与党と維新の会とで予算を通過させたような事がまた補正予算を組む場合でも起こり得る。やはり自民党は今より多くの有権者が納得できる総裁を選び、参議院選挙での争点となった減税政策、社会保険改定、スパイ防止等を推進する複数の野党と連立して日本国民の期待に応えて貰いたい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2402c13bd6089f3ed3bec58071f3bd2270344c3e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]