中国では陝西省の西安と延安を結ぶ高速鉄道が26日に開業し、これにより高速鉄道の営業距離が5万キロを突破した。中国国家鉄道集団によると、この鉄道網は人口50万人以上の都市の97%をカバーし、1日平均936万人が利用する。しかし、計画の不備により、実際の需要が少ない「幽霊駅」が各地で発生していることが問題化している。同集団は2035年末までに営業距離を7万キロに延ばす計画で、新型車両「CR450」の試験走行を行っている。
国営通信新華社は、この高速鉄道網を「中国式現代化」の象徴として称賛している。

これは高い目標を掲げつつ、鋭い批判を呼ぶべき事案です。高速鉄道の急速な拡張は中国の近代化を象徴する一方で、実効性や地域住民のニーズを軽視した計画には多くの問題が含まれます。まず、「幽霊駅」が数多く存在する現状は、事前の調査が不十分であり、需給分析が甘かったことを明示しています。また、地域交通インフラの整合性を考慮せず、単なる国威発揚のための建設に偏っていた可能性があるでしょう。解決策としては、まず既存の鉄道網全体の利用状況を詳細に分析し、余剰設備を縮小または再配置することが求められます。次に、地域住民や実際の利用者からのフィードバックを集める仕組みを構築し、計画に取り入れる必要があります。最後に、透明性のある評価機関を設置し、第三者による監査を通じて計画の正当性を検証することが必要とされます。
壮い計画が結果的に社会の資源を浪費するものではなく、本当に必要な価値を生み出すべきであり、無駄を削ぎ落とした効率化が求められるでしょう。
ネットからのコメント
1、細かい事は気にせず、とりあえず作ってみよう!精神だからね。広い国土の色々な条件に合わせた車両を大量に製造してノウハウ蓄積してるから、安全性は日本に到底及ばずともそれなりの基準には到達するのでは。ただ、高速鉄道って飛行機と違って線路維持が必要なインフラだから、これだけの高架橋やトンネルがあるとメンテナンスや修繕が大変。全路線が東海道新幹線みたいに化け物需要あれば問題ないけど、毎時1本程度の路線の方が多い場合、修繕費を何処から捻出するの?って話になるよね。
2、不動産に次ぐ、中国国内の時限爆弾です。作らないとGDP5%上昇という国家命題が達成出来ないし、作った後はおそらく7割位の路線が赤字となると言われてます。中国が破裂する時、経済的余波だけならマシですが台湾有事にも発展しかねない。万全の備えを。
3、中国の方が良い部分もある。特に用地買収の権限が強い点。
日本も最初はそうする予定だったが、紆余曲折して今のような民主的だがグダグダな進め方になってしまった。その点は素直に中国式が正しい。ただ、中国は国が無計画に面子や国威発揚で幽霊駅やらゴーストトレインを作り続けているのは、後でメンテナンスが大変になるだろう。ほとんどの路線は赤字な時点で後が大変だと思われる。
4、中国さん高速鉄道5万キロ突破おめでとうございます。次は10万キロ突破して人が住んでいない幽霊駅をどんどん作って下さい。世界一の鉄道大国を目指して国費を投入して下さい
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/edc4e312eb3296ca5c332d1505ff1b2db996a994,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]