ブラジル当局は2025年8月4日、ボルソナロ前大統領に対して自宅軟禁を命じた。これは、クーデター未遂の罪で公判中の同氏が、先月に課された司法上の拘束命令に従わなかったためである。モラエス最高裁判事は、ボルソナロ氏に対し面会制限や携帯電話使用禁止の追加措置を課す決定を下した。また、ボルソナロ氏が米国のトランプ前大統領からの干渉を求めた疑惑により、両国の関係がさらに緊張している。

米国はブラジルの決定を非難し、ボルソナロ氏の発言機会を保障するよう求めた。一方、ボルソナロ氏の家族は、今回の決定が米国の制裁に対する復讐であると批判している。

ボルソナロ前大統領に対する自宅軟禁命令は、政治的な背景を持ち、国内外で強い反応を呼んでいる。モラエス判事の判断に対する非難は、司法の独立性と政治的中立性への疑問を引き起こし、国際社会との緊張を高めている。民主主義の根幹を支えるべき法の支配が、どのように機能すべきかについて再考を促す事例となっている。司法の行動が公平かつ透明であることが求められる時であり、政治的利害が司法判断に影響を与えないようにするべきだ。具体的には、司法の独立を強化するため、透明性の向上や政治家との距離を保つための新たな規範が必要だ。

ネットからのコメント

1、ボルソナロ前大統領はトランプ大統領と同様に、環境問題などどうでも良いと考えている人で、大統領時代にはアマゾンの熱帯雨林の乱開発を監視するスタッフを大幅に削減し、開発を推し進めていた人物です。

アマゾンの熱帯雨林は世界の肺とも言われる非常に重要な環境資源です。それを知るだけでも、ボルソナロ前大統領がどういう人物で、なぜトランプ大統領と近しいのか分かると言っても過言ではありません。

2、課せられたルールを無視してでも権力を取り戻そうと考えているのかどうか。権力闘争が鎮火するのか、熱くなるのか。今回の命令でブラジルの政情に何らかの変化が出てくるだろうが、あくまでブラジル国内の話であり、基本的にブラジル人以外は口を挟まず、見守るのが相応しい。

3、ブラジルで石油が発掘されればブラジルはもっと強気になれるだろう。アマゾンの破壊は地球の破壊に通じる。今年の世界での異常気象、豪雨、史上最高高温、山火事、海面上昇、極地や高地の氷山溶解、などは地球からの警告だ。現世代さえ良ければ地球はどうでもよいという権力者たちの経済優先の政策に賛成するということは、自分の子孫たちに地獄を与えることになる。今でも相当の灼熱地獄だが、こんなもんではないだろう。宇宙服着用で外出するしかなくなる。数十年前は漫画で、大気汚染でガスマスク着用をしていたが、それが現実の所や時が発生している。

海洋面上昇で消滅する島国も実在する現実。日本は、破滅に加担するか、延命に手を尽くすかどちらかの選択を迫られている。

4、>氏は良好な関係にあるボルソナロ氏が２０２２年の大統領選敗北後にクーデターを企てたとして起訴されたことを「魔女狩り」と称し、ブラジルに５０％の関税を課すと発表した。トランプが関税をかける理由って自国の公的なもの？それともプライベートが優先なの？この書き方だとある意味過ぎた内政干渉じゃないの？