日本銀行の前総裁、黒田東彦氏は、金融政策についての見解を示しました。単独インタビューで、日本は安定成長の軌道に乗り、これ以上金融緩和を維持する必要はないと指摘。現在0.75%の政策金利を1.5%に引き上げる道筋を今年から2027年にかけて描きつつ、それが問題を招かないと述べました。同氏は2013年に「異次元金融緩和」を推進し、国債の大量買い入れやマイナス金利政策を通じて日本経済をデフレから脱却させる試みを行いました。23年に退任後、物価と賃金の好循環を踏まえ政策を正常化させつつある日銀に評価を示し、現在のイラン情勢による原油高懸念にも冷静な対応を主張しました。

黒田氏の楽観的な評価には疑問の余地があります。まず、日本経済の安定成長という見方は、賃金の格差や構造的な課題を過小評価している可能性があることを認識すべきです。
異次元緩和の影響で生じた副作用、特に長期的な金融不均衡と住宅価格の高騰など、いまだに多くの市民生活へ影響を与えている状況を無視するべきではありません。さらに、経済学的には「中立金利」の計算方法自体が不透明であることが懸念されます。これを基準にした政策決定が民間生活の負担増加につながるリスクは無視できません。
解決策として、まず「中立金利」の明確な算出プロセスを公開し、国民への透明性を確保する必要があります。また、金融政策の影響を受けやすい住宅ローンや中小企業への対策を事前に講じるべきです。第三に、賃金の実質的な底上げに向けた企業の具体的なインセンティブ導入が急務です。市民への負担と改革の必要性を公的に議論する場を設け、利上げが与える生活への影響を軽減する施策を明確に示すべきでしょう。
金融政策は複雑ですが、国民生活への影響が最終的な判断基準であるべきです。経済の「適切な安定成長」は国民に実感されなければ意味がありません。
ネットからのコメント
1、いまさら、外に出てから言わないで頂きたい。外野からはなんでも言える。
けれど、いま黒田総裁なら恐らく利上げはしていないと思う。そうでないなら、あのとき利上げに転じていたと思う。植田総裁はギリギリのラインで動ける範囲で動いてると思いますよ。
2、今さら何言ってんの世界的インフレの時に世界で唯一マイナス金利政策を続けた君のせいだよ2022年9月22日黒田総裁記者会見(記者) 安倍総理と共にアベノミクスで金融緩和を進めた結果、10年経つと円の価値は半減して、行き過ぎた円安で輸入物価高、国民生活は厳しくなってきました。これは明らかな失敗ではないかと思うのですが、その認識はあるのでしょうか。(黒田) ありません。(記者) これだけ国民生活が苦しんでいるのに、全く責任を感じていないのかと。過去に古今東西、自国の通貨を半減させて評価されるケースというのはあるのでしょうか。(黒田) 半減させていません。
3、黒田元総裁は、さすが言葉だけで何とか景気回復させようとしていただけあって、世情に疎い。異次元の規制緩和と称して大企業の内部留保を拡大させて民衆の生活を苦しめた通称「黒田水鉄砲」のおかげで失われた年代を拡大し、それを継承する現在もまた失われた1世紀を作ろうとしている。
4、これくらい面の皮厚くないとやっていけないとよく分かりました。今の事態を招いた重大責任者なのに、人ごとみたいに今後の展望語られるなんて凄すぎる。植田さんも大変だよな。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/93a24421e77a95e7eeabbfd16b1b5d460c8f702c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]