2019年9月、札幌市内でベトナム人技能実習生のズオン・ゴツク・トゥさん(当時19歳)が仕事中に倒れ、「脳動静脈奇形」と診断され意識不明の状態が続いています。来日した家族との再会を果たすも、長期療養を支える制度は不十分であり、費用の捻出や在留資格の問題などに直面。一部関係者や支援者が支えていますが、制度設計上の課題が浮き彫りに。外国人が病や事故で働けなくなる場合の支援体制が欠如しており、この現実が問うのは「外国人を人としてどう受け入れるか」という重要な社会課題です。

現在の技能実習制度の深刻な欠陥が浮き彫りになった事件です。働く意欲と信仰をもって来日した若者が病に倒れた瞬間、制度の隙間に落とされ、支援が手探り状態となりました。
本来、実習制度はより良い未来を提供するためのものであり、緊急時に備えたセーフティネットが機能しない現状は異常を極めています。
問題の本質は、技能実習生を「労働力」としてしか見ていない制度設計です。技能実習生も病気や事故に遭う可能性がある中、長期療養への支援策が不十分なまま放置されています。また、在留資格と医療制度が密接に結び付いているため、資格を失った途端に医療へのアクセスが立たれる危険をはらんでいます。
解決策として、以下が挙げられます。
技能実習生専用の災害・医療保障制度を創設し、予期せぬ事態への対応を確立する。在留資格を柔軟化し、労働不能時でも必要な医療を受けられる期間を保証する。実習生を受け入れる企業や監理団体に、支援体制の整備を義務付け、実効的な対応を図る。外国人労働者を「人間」として尊重し、必要時には「共に支える」覚悟がなければ、国際社会からの信用は得られません。搾取体質と制度のゆがみを放置した結果を直視し、早急な動きが求められます。労働者である前に、一人の人間として守られる社会を築くべきです。
この事件が、日本社会の冷徹な側面を鮮明にしたことは否めません。それを糧に、温かみある共生を実現しましょう。
ネットからのコメント
1、良かったとは思いますが…オーストラリアに住んでいたし、友人知人で海外在住者もいますけど、永住権ではない以上は手厚い医療は有料で払えなければ帰国が普通だと思います。手厚い医療を受ける=誰が負担するのか?ですよね。日本人が負担するわけです。もちろん働いてくれる事で日本人がお世話になる側面もあるのは確か。でも少子化で今の子供達が少ない人数で日本を支えて行く未来がハッキリ見えている訳です。日本人だけでも大変になって行くのに、数年しかいない外国人、元々のビザの要件を満たせなくなった外国人を何年も回復の見込みがないのに支えて行くのは無理では。どうしても何か働いてくれたお礼にするなら、帰国をサポートする迄ではないかと思います。
2、こういったご本人の意思に限らず 飛行機にも乗れない病気の場合をとりあげて 環境の整備と話すなら 技能実習生や留学生を受け入れた企業や学校が責任をとるべきです医療費や社会保険料は受け入れた企業が払ってください今回の件とは別に 未払いの場合や犯罪を犯した場合なども同様 受け入れた企業が払うべきで被害者がいた場合も同様補償も担うべきです安易に安い労働力と受け入れた責任は一部の奴隷同様の考え方の経営者にあります管理をしっかり義務付けることで犯罪抑止につながります
3、この人に落ち度はないけど、海外に来て永住権も無ければ、その国の国民でも無いのだから残念ながら自分でなんとかするしかないと思う。日本人だって海外に行けば同じな訳だし。他国で働くってのはお金を稼ぐ事の裏に必ずリスクは伴って居ると思う。こういう事も有るんだから技能実習生制度自体を考え直す事の方が先だと思う。
4、雇用主が人件費を抑えるために招いたのだから雇用主が経済的責任を負うべきだと思う。人件費抑制という果実を得ておきながら何かあったら公的支援というのは虫が良すぎる。雇用主が破綻したなら公的支援を検討しても良いかもしれない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5561ef1d5dd2efa5995b4da9ef441d34940150ff,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]