ー件のニュースは、市民団体が東京大空襲を指揮したカーチス・ルメイ氏の叙勲取り消しを求めたことに関連しています。終戦の日を前にした8月14日、この要請書が政府に手渡されました。ルメイ氏は戦時中、日本に対する無差別爆撃を指揮し、東京大空襲では10万人以上の犠牲者を出しました。一方で、彼は戦後、日本の航空自衛隊創設に貢献したとして勲一等旭日大綬章を受章しています。
市民団体は、彼への叙勲が国民感情にそぐわないとし、内閣府と外務省に取り消しを求めています。また、沖縄戦戦没者の遺骨を探し続ける活動家具志堅隆松さんも、これが犠牲者に対する冒涜であると批判しています。政府側は叙勲の取り消しを否定しつつ、大空襲は「国際法が根ざしている人道主義に合致しない」と述べています。
叙勲問題は戦争の記憶と倫理の揺れ動く問題を浮き彫りにしています。まず、東京大空襲による無差別爆撃の指揮官が、戦後に一等旭日大綬章を受章するという事実自体が、国際法の人道的な原則にそぐわないとされています。この背景には、戦時の行為の評価と、戦後の貢献をどのように天秤にかけるかという複雑な制度の欠陥があります。この矛盾を是正するために、以下の解決策が考えられます。まず、戦争犯罪に関与した人物への叙勲を再評価するための独立した委員会を設置すること。
次に、国際法、人道法の観点からの勲章授与基準の見直し。そして、過去の勲章授与について透明性と説明責任を持つこと。今、行動を起こすことは、歴史から正しい教訓を引き出し、未来の世代に向けた希望を育むために欠かせません。矛盾を解消することで、より公正で人道的な社会の実現を目指しましょう。
ネットからのコメント
1、昭和天皇がカーチス・ルメイに対する叙勲に強烈な不快感を示し、本来は天皇自らが親授することになっているのを当日体調不良を理由に出席を断ったというのは有名な話ですね。ちなみにルメイの叙勲を政府に働きかけた政治家の1人が小泉純也防衛庁長官(当時)でした。小泉進次郎議員の祖父であり小泉純一郎元首相の父親でもあります。
2、カーチスルメイなんぞに勲章をやるなんて、恥知らずも程がある。これは旧海軍の源田実が関わっている。結局、源田は国を行末を危める軍人であり政治家だった。昭和天皇はルメイに直接勲章を手渡すことはしたくないと自らの意思を明示した。東京大空襲を計画実行したルメイにどう考えたら、勲章をやろうとなったのか不思議で仕方がない。
3、空自創成期辺りに彼の搭乗機の護衛をする命令があった。戦闘機の機銃に実弾が積まれ、飛行隊長だかの訓示で「敵将の居場所が分かったらどうするか?攻撃する。しかし、現在は同盟国である。だから護衛する。」と言われたそうだ。訓練の一環で写真撮影していたら、手を振るのが見えそれが彼だと分かった時、こいつのせいで焼け野原にされ故郷に原爆が落とされた、一瞬撃墜したいと思ったそうだ。複雑な気持ちを抱いたと著書で書いていた。この叙勲に反対意見が根強くあったが、押し切った人間がいたそうだ。
4、日本の政府は国民が空襲で殺されることを、何とも思っていなかった。住民を盾にしている、パレスチナのハマスと同じではないか。サイパンが陥落し、本土がアメリカによる空襲にさらされるようになった段階で、降伏すべきだったのだ。日本本土を空襲した司令官に勲章をおくるのは、国家主義の政府がすることだ。国家主義は国家、国体は守るけど、国民は守らない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2575600b9a44513beb981a63641eda9f39ef6ffb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]