2025年8月14日、甲子園で行われた第107回全国高校野球選手権において、開星高校(島根)は仙台育英(宮城)に2-6で敗北、初の2勝目を上げることはできませんでした。この試合後、開星の野々村直通監督(73)は、SNS上での誹謗中傷や広陵高校(広島)の試合出場辞退問題について私見を述べました。広陵高校は1月の部内暴力が原因でSNSで叩かれ、一部内容の拡散や爆破予告を受け10日に出場辞退を表明していました。
野々村監督は「匿名での批判は卑怯で、互いに名乗り合って正々堂々と議論すべきだ」と語り、自チームを「人間性を大切にする集団」と称賛しました。
この問題には数多くの社会的課題が絡み合っています。まず、匿名性を悪用したSNS上での誹謗中傷が広陵高校に深刻な影響を与えたことは見過ごせません。部内暴力という内輪の問題が、まったく関与していない人々の手で拡散され、生徒たちがその被害を被ることになりました。加えて、爆破予告までされるという事態は、社会がどれほどこの手の暴力に対して目をつぶっているかを露呈しています。解決策として、1つはSNSプラットフォーム上での匿名性の取り扱いに関する法整備が急務です。2つ目は教育現場でのメディアリテラシー教育の充実、3つ目は、事実確認を行わない情報拡散に対する厳罰化が考えられます。
これらの取り組みは、我々が築いてきたコミュニティの健全性を見直し、強化するために必須であり、価値観の再評価が欠かせません。誹謗中傷という無責任な行動に対しては、真の武士道精神をもって対応すべきです。
ネットからのコメント
1、世間では老害って言葉が気安く使われてるけど、やっぱ歳とって見える世界もあるし、歳とって若い人にはこうであったほうがいいと感じることもある。若いと逆にそこまで考えが及ばないとか。脊髄反射で老害認定するんじゃなくて、ちゃんと言葉の中身や意味や背景や人柄を考えてみんなが建設的な話し合いができるようになるといいと思う。
2、学校に高野連、この二つの組織が初動を完全に間違えてこうなってしまったのも一因にあると思います。3月にこの件が報告された時点で何らかの対応をしてればここまでの大騒動にはならずに済んだと思いますね。
3、現職教員だが、この方のいうように実名発言を条件にすると、被害者や少数派は事実上声を上げられなくなる。閉鎖的な部活動や学校では、告発の代償が大きすぎる。それに学校側は、匿名批判を「卑怯」と切り捨てられてしまったり、実名告発がないことを「問題は存在しない」と見せる口実にできる。
それに事実確認よりも発信者の身元が焦点になり、内容の検証がおろそかになるように感じる。また、SNSでの実名投稿はリスクが非常に高いこともあまり考えられていない。爆破予告等は問題外だが、この方の発言が教員の意見だとは信じられない。
4、73歳の野々村監督はSNSについて「僕は見ないんだけど、結局陰から物を言うっていうのは卑怯でね、俺はいつも思うけど」と言う。「うちらでも匿名で手紙が来たりするんだけど、名を名乗れって。我こそは出雲の国の野々村であるぞと。いざ尋常にっていうね。批判するなら出てこいと、お互いに。それが武士道でしょう」と語気を強めた。このじいさん、内部通報制度とか全否定なんだろうね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5c0e223019a015430379322bf03d799c63928f92,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]