ストレッチーズの高木貫太氏が出演した8月4日放送の日本テレビ「大悟の芸人領収書」で、自身の進学歴について語った。埼玉県内の高偏差値高校出身で、「東大以外は大学と認めない」という風潮の中、東京大学を受験するも10点足りず不合格。結果として、滑り止めとして受けていた慶應義塾大学に進学したと述べた。これに対し、共演した千鳥の大悟氏は「怒ってるやつおるで、これ」と笑いを交えて反応した。

これはただの笑い話として受け流すべきではない。高木氏の発言に象徴されるように、一部進学校における極端な「東大信仰」は、生徒の多様な進路選択を狭め、進学先をステータスとしてしか見ない歪んだ価値観を助長している。問題の本質は、教育現場や親世代、社会全体が「東大＝成功」「その他＝妥協」という二元論に囚われていることだ。これでは子どもたちが本当に望む進路や適性を見失ってしまう。

解決策としては、①高校教育で「進路の多様性」を積極的に教えるカリキュラム導入、②メディアが東大至上主義を助長する表現の自粛、③学校側が進学実績以外の成果も評価する姿勢を強化することが必要だ。

どの大学を出たかより、「何を学び、どう活かすか」が問われる社会であるべきだ。人の価値を偏差値で測る時代は、もう終わらせよう。

ネットからのコメント

1、自分も早稲田が滑り止めやったわてか早慶は普通に滑り止めやって理工系は優秀だから良いんだけど、学費高いからな都内で家賃や生活費もクソ高いしだったら地方の旧帝の方が学費も生活費も安く、勉学環境も良いのよ

2、慶応大学は人によっては滑り止めになるだろうし、第一志望になる人もいる。それは仕方ない。一般的には慶応大学はいい大学だと思います。

3、芸人で高学歴売りにしてても全く面白く売れてないなら、とっとと芸人辞めて別の職業に就いた方が良い。高学歴の意味ないし、これほど見っともない事はない。

4、東大以外は大学として認められないのは、筑駒、開成、灘、桜蔭ぐらいでは？それ以外の高校では卒業生の平均レベルで東大には届かないはず。つまり、半分以上が大学以外に進学してるってことでしょ。